わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

運動会の,障害物競走と,大玉転がし

 某年月日,さきの子・あとの子・すえの子の通う小学校の運動会を観に行きました.
 競技・競争が面白かったので紹介します.
 全体プログラムでは後半の最初くらいだったでしょうか,さきの子・あとの子を含む5年生の,障害物競走です.1回につき4人または3人が走り,それぞれで着順を決めます(リレーではありません).トラックを1周走ります.最初は低めのハードルを2回飛び越え,次は網くぐりです.ハードルとちょうど反対の位置---自分と妻が座っていたところに最も近かった---に,人が1人立つことのできるテーブルが4つと,その1mほど先にカゴが4つ,そしてテーブルの手前には,玉入れの玉が1つずつ,置かれました.第4コーナーを終えたところには,縄跳びの縄が4つです.
 玉とテーブルとカゴについては,第1走者の行動で,その使い道がわかりました.玉を持ってテーブルの上に立ち,そこからカゴにめがけて玉を入れます.成功すれば先へ進みますが,カゴに入らなかったら,玉を拾って,テーブルの上に立つところから,やり直さないといけないのです.
 さきの子の番が来ました.網くぐりの直前で4人のうちトップとなり,玉入れ,そして縄跳びによるゴールまでの走り跳びも,安定してこなし,1着フィニッシュでした.
 その次は,あとの子です.中盤は抜きつ抜かれつで,玉入れでトップに立ちましたが,縄を持つところでタイムロスをして抜かれ,結局2着でした.
 ダンスなどがあったあとに,すえの子の3年生の競技,大玉転がしです.トラックの中央に,障害物競走で利用したテーブルの2つが隣り合うように,そして天板を地面につけ,足を上にして,設置されました.遅れてやって来た,軟らかい紅白の大玉が,その上に乗りました.
 「選手,入場!」のアナウンスで,紅白に分かれた子らは,綱引きと似た隊形で,トラックの中央から左右に向けて並びました.白線は引かれていますが,綱はありません.ゼッケンを着たものはおらず,リレー方式ではなさそうです(4年生の「台風の目」はリレーの競技で,アンカーがゼッケンをつけていました).
 児童らが(観戦者も)中央の紅白の玉に目をやり,数秒ほどの静寂を破って,開始の笛が鳴りました.中央に近い子らが,玉を取り上げて地面に置きました.白線に沿って外に転がしていきました.数名で押して運ぶというのではなく,列をなす子らが,位置を変えずに,手を使って外側に玉を追いやりました.そして後方の子らが止めて,さらに外側のポールに沿ってぐるんと半周しました.
 中央から外へ玉が行くときは,白線付近に子らの隙間ができていたのですが,そこが詰められ,子らは手を上にしていました.玉は子らの手の上を通り抜けながら,勢いよく,中央に向かって行きました.
 そして中央に近い子らが手で持ち,最初の位置に戻して静止させれば,ゴールです.もちろん,紅白で先にゴールさせたほうの勝ちです.
 第1戦は僅差となりました.児童による放送では,白組(あとの子のいる組)を勝ちと宣告したあとに,「訂正します.引き分けです」とアナウンスしていました.第2戦は,戻るときに玉が脇にそれたり,最後に置くべきところから飛び出したりして,白組の勝ちが明白でした.第3戦はやや慎重な展開でしたが,白組の勝ちでした.
 最終結果は「赤,1勝」「白,2勝」でした.手に汗握る短期決戦でした.