先週まで,某ゼミは1回につき4名の発表でしたが,本日はM1口頭発表の最終回ということもあり3名でした.最後が当研究室の学生で,この1週間は時間をとって添削指導しました.
教室の状況ですが,発表1人目は,手堅い内容のように見えました.2人目について,採用する手段はともかくとしてその適用対象は個人的によく知っている内容だったこともあり,教員が質問できるようになったときには真っ先に手を挙げました.3人目は,質疑を可能な限りメモしました.
それで終わりと思いきや,進行役の先生が,「混ぜると消える?ソフトウェアコンテスト」のゲスト審査員賞を,某ゼミのグループワークで実施したチームが受賞したことをお話しになり,学生の1人が手短に発表しました.
受賞自体は,メールで連絡をもらっていたのですが,ここで発表するというのは,想定外でした.プレゼンを終わったタイミングで,拍手をしたかったものの,進行役の先生が褒めた上で来年度も頑張ってくださいとおっしゃったので,手を叩くわけにいきませんでした.
某ゼミのグループワークの起源は,前に所属していたクラスタ(大学院の中の組織)での活動でした.学生数が少なく,修士研究の口頭発表を何回もさせる*1のはかなりの負担でした.専門が異なる大学院生どうしでコミュニケーションをとり,課題を見つけて分担して解決を図るという趣旨で,グループワークを取り入れていたのでした.
そのころからも,活動内容を学内外のコンテストに応募することを推奨していましたが,今回,受賞して大学名とともに公開されたことを,嬉しく思います.