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修士論文査読の位置付けと実施方法

 経緯は省略しまして,我々のクラスタで行う修士論文査読の目的は「修士論文の質を高める」ことにあります.
 学会の論文査読と異なり,修正意見の1件でも対応していなければ不合格とするわけにいかない点にはご留意ください.我々は門番ではなく,学生の研究成果をより良くするためのアドバイザを務めるということです.
 またこの査読制度は,本学大学院における修士論文審査に必須のものではなく,したがって,統一ルールもありません.すべてのクラスタを把握しているわけではありませんが,クラスタごとには,「査読しない」「1件につき1名の教員が査読」「1件につき2名の教員が査読」に分かれると思われます.
 作業としては,査読期間が始まりましたら,こちらよりご連絡を差し上げますので,ご担当の学生の修士論文をダウンロードして読んでいただき,コメントを作成して,期日までに本人にお知らせください.査読期間は1週間をとっていますが,早い先生は,1~2日目にコメントを送っています.
 誰が査読を行うかについて,学生向けには周知をしない予定です.先生方からの査読結果通知で,知ることとなります.
 査読コメントの方法・形式は自由です.「提出されたPDFファイルにコメントを付ける」または「メールの本文に修正事項を記載する」が容易と思われます.昨年度の修士論文に対する査読コメントで,それぞれの形式を1つずつ,用意しましたので,参考にしてください.
 査読コメントをもとに学生は修正を行い,発表会までに修正版を提出します.発表会での質疑は,査読した教員から行うのが期待されることについても,ご理解いただければと思います.

なにこれ? 昨年度の査読コメントって?

 今年度,所属クラスタの某ゼミ担当を務めています.前期後期の某ゼミ(博士前期課程学生の発表)の運営だけでなく,修士論文のスケジュール管理にも,携わってきました.
 上記は必要性を感じて作成し,教員に送ったメールを加筆修正したものです.学生を行,教員と列とする査読割り当て表を作成したのが,今からほぼ1か月前で,これを,関係する教員全員に送ってから,「修士論文の審査方法」と「修士論文査読の位置付けと実施方法」を個別に送付したのでした.
 「修士論文の審査方法」の文章と,「昨年度の修士論文に対する査読コメント」の例,それと昨日開催の修士論文発表会の状況は,差し控えたいと思います.

 当ブログで,修士論文の「査読」について書いた記事を,新しいものから: