わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

50匹討伐で50%,190匹討伐で100%になるには

 ドラクエウォークの「モンスター研究」というのを,のんびりとプレイ(モンスター討伐)しています.
 タイジュ研究はⅠ,Ⅱともコンプリートし,12/2に解放されたカレキの国に探索先を切り替えて,カレキ研究にいそしんでいます.
 タイジュのころから,調査状況を表す円グラフに違和感がありました.以下はカレキ研究Ⅰの一つ,くさった死体の状況です.

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 くさった死体の討伐コンプ*1のためには,190匹を倒す必要があります.モンスターの外側の円グラフ表示について,時計の3時にあたる箇所が「10匹」,6時は「50匹」,9時は「110匹」,そして12時が「190匹」となっています.
 比例の関係になっていません.比例の関係なら,10匹で4分の1に到達したのであれば,合計40匹をやっつければ,コンプリートというわけです.しかしこの件で,40匹討伐は,半分も進んでいません.
 もはや円グラフと呼ぶべきではありません.とはいえこのメーターを,割合を示すよう修正せよと,主張しても,滑稽でしかないので,ここで視点を移して,マッピングを試みることとしました.
 1周を1として,「0.25のとき10」「0.5のとき50」「0.75のとき110」,そして「1のとき190」という,伴って変わる二つの数量*2を,簡潔な数式で表してみよう,というわけです.
 少し調べたところ,Wolfram Alphaに,「補間多項式計算機」という機能があるのを知りました.
 サンプルのページはhttps://ja.wolframalpha.com/input/?i=%E8%A3%9C%E9%96%93%E5%A4%9A%E9%A0%85%E5%BC%8F%E8%A8%88%E7%AE%97%E6%A9%9F&lk=3です.yの値のデータ集合として「{1, 4, 9, 16}」を与えており,「x=1のときy=1」「x=2のときy=4」「x=3のときy=9」,そして「x=4のときy=16」という対応関係のもとで,得られる補間多項式が(y=)x^2というわけです.
 yの値のデータ集合を,「{10, 50, 110, 190}」に書き換えて,「計算する」のボタンを押すと…
 補間多項式は(y=)10x^2+10x-10と出ました.思っていたよりも簡潔な式です.4点をすべて通る多項式は,一般に3次式で表されます.この入力では,より低い次元になっているのです.
 「計算する」のボタンのすぐ下には,「代りに{x, y}値のデータ集合とする」とあります.ページを移動して,{x, y}値のデータ集合に「{{0.25,10},{0.5,50},{0.75,110},{1,190}}」を打ち込み,計算させると…
 補間多項式は(y=)160x^2+40x-10です.これも,分かりやすい式表示です.
 ここまできて,xが0のとき,yが0にならないことに気づきました.{x, y}値のデータ集合を「{{0,0},{0.25,10},{0.5,50},{0.75,110},{1,190}}」に変えてみると…
 これは,嬉しくない結果でした.具体的な式は差し控えますが,補間多項式は4次式になってしまいました.補間多項式のプロットを見ると,0<x<0.1ではyの値がマイナスになっています.
 ところで,ほしいのは,メーターの割合(0以上1以下)から討伐数ではなく,その反対,討伐数を与えたときに,どれだけの割合になるかのほうでした.そこで{x, y}値のデータ集合に「{{0,0},{10,0.25},{50,0.5},{110,0.75},{190,1}}」を与えると,結果は単調増加にはなりませんでした.異なるモンスター(がいこつ)の討伐数をもとに,yの値のデータ集合を「{10, 50, 110, 190}」とすると,3次式になってしまいました.

*1:と,書いてみましたが,「コンプ」はcompleteよりcomplexを連想してしまい,好感が持てません.「コンブ」は,さきの子・あとの子の大好物です.

*2:この言葉の元ネタは,(解説のつかない)小学校学習指導要領の算数 https://erid.nier.go.jp/files/COFS/h29e/chap2-3.htm です.