IIIFの活用を含む,学生の修士論文・卒業論文を添削していると,JSONの抜粋が載っていることがあります.
ちなみにIIIFはInternational Image Interoperability Framework,JSONはJavaScript Object Notationの略です.
Webサーバが(JSON.stringifyで)生成したJSONは,きわめて読みにくいので,整形が不可欠です.個人的によく使用し,学生にも勧めているのは,JSONきれい ~JSON整形ツール~です.
あるとき,EmacsでJSONファイルを開いて,整形されていない内容だったときに,Emacsのコマンドで整形できるといいなと思いながら,M-xのあと,jsonを打ち込んでTabキーを押すと,「json-pretty-print」というのが候補に現れました.
C-x hのあと,M-x json-pretty-printを実行すると,インデント幅2で,整形してくれました.C-x hはバッファ全体を選択対象とする操作ですが,少し調べると,この操作を行うことなく,M-x json-pretty-print-bufferでよいことに気づきました.
これらのコマンドは,2014年に利用可能になっていた,とのことでした.
ところで,JSONファイルの編集のモードについて,json-modeといったものを使用しているわけではありません.
それどころか,M-x json-pretty-printやM-x json-pretty-print-bufferは,モードに依存せず実行できます.text-modeのバッファでも,実行できます.
とはいえEmacsを研究室の学生に推奨するわけにもいかず,ここまで書いた機能は,自分のみが使うことになりそうです.