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Word文書を規定ページ数に収めるには

「某ゼミのレジュメの修正案を見ました.それでは,2ページに収める作業をしましょう.
 某ゼミのレジュメの規定は,当初は『A4で1枚(両面)』,最近では紙配布がなくなったので『2ページ』となっていますが,フォントサイズや行間などのルールは,定められていません.
 なので,レジュメ作成に当たっては,Wordの標準的なレイアウトで2ページ分を埋めるというのではなく,まずは卒論を切り貼りするなどして,3ページ目に入ってかまいません.ブラッシュアップを行い,それでも削れなくなったら,文書設定を変更して,2ページにするのがいいでしょう.
 規定のページ数にする,というよりは,1ページの字数を増やすための,Wordの設定には,大きく分けて『余白を小さくする』『本文フォントサイズを小さくする』『行間を縮める』があります.この順に行い,はじめの方法でうまく2ページになったのなら,あとの方法は使わなくてかまいません.
 余白を小さくするには,Wordのメニューで[レイアウト],[余白]の順に選びます.[余白]の下に何種類か出てくるのですが,それらの設定値を見ながら,最下段の[ユーザー設定の余白(A)...を選んでください,『ページ設定』のウィンドウが出ますので,調整するといいでしょう.
 本文フォントサイズは…Wordのデフォルトは10.5です.まずは10にして,それでも大きく変わらないようなら,9にしてみましょう.レジュメでこれより小さいフォントサイズは,お勧めできません.
 行間を縮めるには,Wordのメニューの[ホーム]の,[段落]の中で,マウスカーソルを動かすと,[行と段落の間隔]というのが見つかります.そこを押すと,下に何行か表示されますが,[行間のオプション...]を選んでください.『段落』というウィンドウが表示されます.行間を(デフォルトは『1行』ですが)『固定値』に変更し,本文フォントサイズが9ポイントか10ポイントなら,間隔の値を『12pt』にしてください.
 そうそう,本文フォントサイズと,行間については,変更する前に,段落を領域選択してください.
 そうして1ページあたりの字数を大きくして,最後のページに大きな空きができてしまったのでは,きちんと準備しているという印象を,先生方に持ってもらうことはできません.学部1年生の授業で説明しているとおり,『体裁と内容を兼ね備えた文書』の作成を目指しましょう.