休日の夕方に,思いついてPCに向かい,コーディングをしていると,スマートフォンが鳴り出しました.
妻からです.
取って,話を聞きました.妻は子ども一人を連れて外出中なのですが,諸事情により,くら寿司で買って持ち帰り,それを晩ごはんにするとのこと.(妻の;以下略)母には,ご飯炊きを含め夕食を作る必要がないのを伝えるよう,依頼がありました.
母は「そんなん買わんでも…」と言いながら渋い顔,子らは大喜びです.
そうこうして2人が帰宅し,テーブルの中央に,購入したお寿司が鎮座しました.
まぐろ・ビントロ・サーモン・甘えび・玉子など,5貫ずつ10種類のお寿司です.マヨネーズ系がなく,値段は聞きそびれましたが「いい寿司」のはずです.
まずはおじいちゃんとおばあちゃん,次にママについて行った子,他の子,ママ,パパの順に,数を決めて,それぞれの小皿に乗せていきました.あっという間に,容器から寿司がなくなり,ゴルフボール大のわさびだけが残りました.
では,みんなで手を合わせて,いただきます.…
自分の最後の1貫は,えびでした.まずは箸で,ご飯の腹を軽く押さえて持ち上げました.しっぽ以外を口の中に入れて,箸を置いてから,えびのしっぽを指でつまみ,噛み切ると,しっぽは,右手の親指と人差し指の間です.
これをどうするかですが…
空っぽになった容器の片隅に,すでにえびのしっぽがありました.位置からして,ママが置いたものです.容器を手に取り回転させて,そのそばに,自分のえびのしっぽを置きました.容器をよく見ると,ショウガがあったので,さらに回転させて,箸で取って食べました.
容器をテーブルに置くと…
ここから,えびのしっぽの争奪戦が始まりました.プレイヤーはたったの2人,さきの子とあとの子です.パパとママの置いたしっぽは,両方とも,あとの子が食べました.不公平やんというさきの子には,すえの子が,えびのしっぽを差し入れました.それでも取った数は,あとの子のほうが多い状況です.
さきの子は,あとの子の取り皿の上の甘えびを要求しました.正しくは,甘えびのしっぽです.応じないぞとあとの子が,甘えび1貫を口に入れました.いえ,1貫丸飲みではなく,甘えびのしっぽを含む,1貫の半分を口に入れて,もぐもぐし,身を含む部分が,口の外でした.
そこまでしてしっぽを食べたいのか,この子らは…
しっぽがなくなったところでゲームセット.飲み込んだあとの子は満足し,さきの子は不満顔でした.
家族で,えびのしっぽを好んで食べるのは,上述の2人ですが,実家の母も好んで食べます.今度,顔を合わせたときに,面白おかしく話してみることにします.