某年月日，朝5時過ぎのことです．
今度の家族旅行のホテル料金について，妻より，決済してほしいと言われました．
いつものことです．
それではクレジットカードを用意し，妻のパソコンを使って打ち込んで…
スマートフォンによる認証が必要，と表示されました．
いつものショートメッセージかと思い，スマートフォンを充電器から取り出して，見たものの，とくに情報は入っていません．
詳細は省きますが，このスマートフォンで認証するためのアプリをインストールし，さらに何ステップかを経て，決済ができました．時計を見ると，朝食をとって着替えて出発する時間が迫っていました．
その日の夜のことです．
自動車のETCの明細は，毎月，封筒に入ってやって来るのですが，来月からは郵送は有料となり，無料のWeb明細を勧めているとのことで，手続きを試みました．
クレジットカードを手元に置き，PCからWebサイトにアクセスして，ログインすると，なんと，Web明細は設定済みでした．
不審に思い，あれこれ見ると，ETCの明細の情報がありません．
同じクレジットカード会社の，異なるカードなのでした．
ETCに対応付けられているカードを見つけて，追加登録を試みると，スマートフォンの認証のところで，行き詰まりました．ショートメッセージが来ません．スマートフォンで，そのカード会社のアプリをインストールしても，認証のところで，先に行けません．
ブラウザ上で消去していなかった，ワンタイムパスワードを送信しましたというページをじっくり見ることで，原因が判明しました．かつてPHSと呼ばれていた，携帯の番号の一部が，表示されていました．そこに，ショートメッセージを送っていたわけです．
ETC明細の裏面に書かれた連絡先に電話をかけ，本人認証を行い，登録されていた携帯電話番号をリセットしてもらいました．新規に会員登録を行うと，今使っているスマートフォンにショートメッセージが届き，無事に認証できました．
クレジットカード会社の1つのIDで，複数の所有カードを対応づけることができ，Web明細にしました．
1時間ほどかかったでしょうか．どっと疲れました．
