さて，そろそろ降りて，朝ごはんをいただきますか…．
「パパ!」
「あ，ママ，おはよう．朝ごはんできてるかな?」
「降りる前に，毛布ちゃんと畳んでよ!」
「う! …はいはい，ちゃんと畳むよ．ママのチェックは厳しいなあ」
「フフ!!」
「さきの子か．おはようさん．口に加えてるのは，黒糖パンやな」
「フォ!」
「んで左右の手に1つずつ，合計3個って，多すぎやせんか」
「フ-フ-フ!」
「自分の机のとこに，なんか取りに来たんかいな．黒糖パン，あとの子に取られるなよ」
「フゥフ!」
「ええ加減，口から外そうや」
「え! さきの子ちゃん，黒糖パン3つも持って来たん!?」
「あ…ママ」
「下で，1人2個って言うたやないの!! 1個，あとの子ちゃんにあげるんやで」
「…」
「それから，食べるもんは2階に持って上がったらあかんの!!」
「…．ママのチェックは厳しいなあ」
野暮な補足ですが，黒糖パンを口に加えたさきの子の発言は，順に「パパ!!」「そう!」「大丈夫!」「嫌や!」になります．
