わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

論文指導(2023年度その2)

スタイル

  • 1章のはじめのページが「1」となるよう,各ページ下部中央にページ番号を表示させてください.謝辞や参考文献にもページ番号を付けます.表紙と目次には付けません.
  • 章番号と見出しはページの1行目にしてください.直前の空行は取り除いてください.
  • 章番号および節番号の左端が,本文の左端と揃うよう,(Wordの機能の)スタイルを変更してください.
  • 本文の左端は,章節番号の左端と同じになるようにしてください.
    • 各段落をクリックまたは範囲選択してから,Wordのメニューの[ホーム]>[スタイル]>[標準]を選んでください.[ホーム]>[スタイル]を押したときに,「リスト段落」が選択されている場合でも,「標準」が選択されている場合でも,[標準]のところを押してください.
  • 文章は「両端揃え」にしてください.段落を範囲選択して,Ctrl+Jです.
  • 段落の開始は,全角空白1文字分の字下げを行ってください.
  • 句読点が「.」「,」になっているところがあります.「.」「,」(全角のピリオドとカンマ)にしてください.
    • Wordの機能で置換する場合には,「すべて置換」を行うと,置換すべきでないところも変わってしまうので,1つ1つ検索して置換してください.

目次

  • 「1. 目次」と表示されていますが,章番号を取り除いてください.最初の章が「1. はじめに」となるようにしてください.
  • 目次で,章・節・項の番号と見出しの間は,全角空白1文字を空けてください.
  • 「謝辞」「参考文献」も,それぞれ目次で表示させてください.

章・節・項

  • 研究目的を書く節は,1つの段落,2つの文で構成してください.第1文は「以上を踏まえ本研究は,~を目的とする.」,第2文は「この目的を達成するために~を行った.」とし,それぞれの「~」のところを適切な記述にしてください.
  • 「~を行った.」に続けてスムーズに読むことができるよう,本研究の成果を書き直してください.
  • 2.2節では,研究室サーバの検索システムにアクセスして,初期画面,前処理,検索結果でスクリーンショットを作成して貼り付け,それぞれ何を行っているか,何が表示されるかを説明してください.
  • 3章に1つ,節を設けて,見出しを「入力画像の送信」にしてください.ここでは,ブラウザ・Webサーバ間の通信について説明するといいでしょう.
  • 「3.3 cos距離」にして,この節で算出方法と算出例を説明してください.
  • 実験の章の見出しは「評価実験」にしてください.
  • 関連研究の節で,有名な大規模言語モデル(名称,機能,パラメータ数,無償利用可能かなど)をいくつか紹介してください.本研究で採用する大規模言語モデルも,そこで取り上げてください.
  • 「4.1 分析の概要」という節を作り,現在の4章の各節・各項は,節番号を1ずつ増やしてください.追加した4.1節では,はじめに分析の目的を記し,次に,分析対象の記録の数を書いてください.そのあと,実施した分析の概要を,節番号を挙げながら説明してください.
  • 評価実験の最初の節の書き方に行き詰まったら,過去2年間程度の研究室の卒業論文修士論文の評価実験のところを読み直して(目次を見て「評価」または「実験」の章がなければ読まない),構成を理解し,自分の卒論では何を書く必要があるかを考えてみてください.
  • 5章(おわりに)は,2つの段落で構成してください.
    • 第1段落は「本研究では」から始めて,実施したことと成果を5行程度で書いてください.3章や4章の内容をコピーしてかまいません.
    • 第2段落は「今後の課題として,4章で述べた事項のほかに,~が挙げられる.」を書いて,何か1点,課題を書いてください.
  • 節見出しだけ書いていて,文章がまだのところは,文章から書き始めるのではなく,「何を書く(取り上げる)べきか」を表す「項目」を並べてみてください.そのあと,1つの項目が1つの段落となるよう,文章を作ってみてください.

適切に説明

  • 本文での表記にあたり,「タイプ」と「タイピング」の違いをよく確認し,使い分ける場合にはどこかの節で説明してください.
    • 「タイプ数」と「誤タイプ数」は適切で,「タイピング数」と「誤タイピング数」は不適切です.
    • 「タイピング時間」と「タイプ時間」はどちらも適切だと思いますが,論文ではどちらかに統一してください.
  • レコード数を書いたあと,「管理が大変である」ではつながりが弱いです.「SQL文を一つ一つ書いて実行するのでは,失敗や見逃しが生じやすい」とし,Webアプリケーションの採用へと話をつなげましょう.
  • 「指標」は,「基本方針」に換えましょう.というのも,「指標」と書くと,定量化を行い,値が大きい(または小さい)ほど良いと,誤解される可能性があるからです.
  • 「エラトステネスのふるいというプログラム」は,「エラトステネスのふるいのプログラム」に変更してください.「エラトステネスのふるい」は,アルゴリズムの名称です.
  • 段落のはじめに,本研究ではC言語の学習支援に焦点を当てることを,理由付きで説明してください.「C言語を学習する際につまずく要因として~」は第2文となるようにしましょう.
  • ソースプログラムの図の説明のところに,「2行目は何も書かれていない行で空行と呼ばれる.本研究では,空行も1つの行として扱う.」を挿入してください.
  • 実行時に入力を与える場合には,そのことも説明に加えてください.例えば,「生成したプログラムを実行してみると,「Enter a number:」の表示のあと,1個の整数値の入力を行う.10を入力に与えたとき,出力は~」とするといいでしょう.
  • 「及び」は,「および」にしてください.助詞と接続詞は,原則としてひらがなで書きます.
  • 「~を元に」は,「~をもとに」にしてください.あえて漢字にするなら,「~を基に」です.英語ではbased onと書きます.
  • 学部で開講されている科目名として,情報処理ⅠAから情報処理ⅡBまでの4科目を挙げ,プログラミングは情報処理ⅡAと情報処理ⅡBの科目で学習することを,書いてください.

図表

  • 図表(番号・見出しを含む)の直前と直後に空行を1行入れてください.
  • 貼り付けた画像について,ほんの少し,中央揃えになっていません.段落開始の字下げを取り除いてください.
  • 貼り付けた図が,ページの右端から,はみ出ています.Wordの編集画面では,各ページの四隅に「┘」「└」「┐」「┌」の形状が表示されていますが,それらの縦線が,本文の左右端になります.この「見えない端」に注意しながら,範囲内に収まるよう,図を配置してください.
  • 連続する2つの図(スクリーンショット)について,左右の端や下部の白の部分は,トリミングにより切り落としてください.ただし画像サイズと拡大率は同じにしてください.
  • 3章はスクリーンショットを図として貼り付けることを多用してかまいませんが,「システム構成」と「送信の流れ」については,スクリーンショットでない図が必要と思われます.発表にも使えるよう,PowerPointで図を作成し,画像にして本文に貼り付けてください.
  • 課題ごとの時間を表した3つの図について,左上の「3.0」の上に,「(秒)」を付けてください.図を作り直すのは手間がかかるのなら,Wordの[挿入]>[テキストボックス]で追加して編集し,配置を調整するのでもかまいません.
  • 表について,各行の高さを5mm程度にしてください.表をクリックしてから,Wordのメニューの(テーブル デザインの右の)[レイアウト]>セルのサイズ>[行の高さの設定]で変更できます.
  • 問題数を表にするにあたり,問題がないマスは(0でもいいのですが)「―」を書いてください.「だっしゅ」と打って変換すると出ます.
  • 図表を本文中で参照するとき,「以下の」と表記しないでください.

参考文献と引用

  • 参考文献の文献番号は,Wordの段落番号を使用してください.各項目の範囲を選択してから,Wordのメニューでホームの段落番号の[1][2][3]を選ぶと,変わるはずです.
  • 参考文献の英字フォントが不適切です.範囲を選択し,フォントの設定(Ctrl+D)で「小型英大文字」のチェックを外してください.
  • 内容梗概には文献番号を書かないでください.
  • 節見出しの最後の文献番号は取り除いてください.文献番号は,本文と,図を転載した場合の図見出しの後ろにつけてください.
  • 文の終わりに文献番号を書きたいときは,ピリオドの直前に入れます.「規定している.[1]和歌山大学」のところを,「規定している[1].和歌山大学」にしてください.

その他

  • 卒論に書く必要はありませんが,システム開発・公開の経緯は知っておいてください.LbTypingのシステムは2019年度から開発していて,「LbTyping」という名称にしてGitHubで公開したのが,2021年3月31日(2020年度の最終日)です.