話は4月1日にさかのぼります.
某ゼミの準備です.前期授業開始日に,某ゼミのコマも入っており,そこで学生に発表させるには---某ゼミからさかのぼって事項を書き出してみると---,レジュメの提出,発表資料(レジュメとスライド)の作成準備(教員による指導も),初回発表者の確定,Moodleコースの開設,前期スケジュール案の用意と教員による承認が,必要となります.
某ゼミの運営は,所属の中で2名の「担当幹事」が手配し,「主任」の了解を得ながら準備をしていきます.2名の担当幹事のうち1名は自分で,昨年度も行っていて,2年目です.もう1名の担当幹事と,主任は,入れ替わりました.
といった状況ですので,自分が主導して,昨年度の反省点なども踏まえ,前期のプランを立てていきました.前期から後期にまたがって実施してもらう,グループワークについて,昨年度からどのくらい変更するかについては,メールをやりとりしました.その一方で,成績評価について,事前に詳細を取り決めておき,他教員に知らせる必要はなさそうとなりました.
4月3日には,母のことで,某ゼミを含む自分の仕事を進められなくなりました.主任の先生に多くをお任せしました.忌引の休みの間,Moodleコースのコンテンツは日を追うごとに充実していきました.
某ゼミ初回の学生発表に行うガイダンスについても,主任の先生に話していただきました.
そうして初回授業です.学生は前方,教員は後方に座るのを呼びかけました.開始時間になり,主任の先生がノートPCをスクリーンに映写させ,順番に説明していきました.持ち回りの「世話人」について,初回は主任と2名の担当幹事の名前を書かれていたこともあり,自分はそのとき教室の前方に着席していました.
学生の皆さんから,また先生方からも,質問がありますかとおっしゃって,数秒で,後方より手が挙がりました.教員の一人です.成績評価について,言っておいたほうがいいんじゃないのという内容でした.
自分が立ち上がって後方を向き,それでは現時点で言えることをお知らせしますから始めて,前の週に検討していたことを思い出しながら,答えました.
自分がプレゼンターではない状況で,質問が来て,自分が回答の適任者と判断し,しどろもどろになりながら対応したのは,いつ以来でしょうか.
なんとか了承を得て,主任の先生は,トップバッターの発表学生と入れ替わってもらいました.