某年月日，夕食を，すえの子ととりました．
ママは，全員分の皿によそったあと，うえの子から声がかかって行ってしまいました．おじいちゃんとおばあちゃんは応接間で夕食をとり，さきの子とあとの子は塾です．
珍しく，すえの子と2人で…
最初のご飯をひと口分，口に入れると，すえの子が声を発しました．
「さきの子ぉ」と，まるで呼びかけるような言い方でした．
本人はいません．もう少し耳を傾けると，「あ，まちがえた」と言い出しました．
さきの子のことを話そうとして，「パパぁ」ではなく，「さきの子ぉ」と言ってしまったのが真相でした．
それで聞いたさきの子の話は，ここで取り上げるほどのことでもありませんでした．
パパが何か言うモードかなと思い，2階のパンダのカップに入れた巾着を覗いたかと尋ねてみました．知らんと返ってきたので，さきの子とあとの子がおらん間に，見てみなと伝えました．巾着の中に，個包装の飴を2個，入れていたのでした．
