わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

コンサート送り迎え

「どーもありがと.コンビニで,焼きプリン買うといたから,帰ってから食べてや」
  「あいよ.ともあれ,帰るか」
「あの子,もう寝てるんかな?」
  「電話で,声聞こえたか?」
「うん,聞こえたで」
  「お前がいつもやってるように,寝室で,あかりを消して俺なりに子守歌を歌ってみたんやが…(お前からの)電話が鳴ったんでやな,あわててベビーベッドに入れて,電話取りに行ったら,もお泣く泣く」
「せやったんかあ」
  「んでまあ,出発するときは号泣やったが,おじいちゃんが階段上がって,なだめよかっちゅうところやったなあ.もう寝てるやろ」
「お風呂,うまいこと入れれた?」
  「せやなあ,タライに入れてシャワーやが,もう頭からかけても,泣けへんなあ.髪の毛もさらさらで,洗いやすかったし」
「お着替えは?」
  「ああ,長袖の服,指が引っかかって,通しにくかったぞ.おじいちゃんと二人がかりや」
「そういえば,おじいちゃんはいつ帰ったん?」
  「俺らが6時過ぎにただいまして,一人でカレー食てたときに,ピンポンいうて,ドア開けたら,家の鍵持ってないんで,ちょっとぶらぶらしてたと」
「ふーん.晩ごはん,食べてた?」
  「いや,食べてないんやで.ゴルフのあとの夕食で食べて来たんか,あるいはお前とお母さんを待ってるんか…」
「食べてくれてたらええのに.ところで…送るときに連れてきたあの子,帰りに泣かんかった?」
  「それがなあ.すうすう眠っててやな」
「よかったやん」
  「途中にコジマに寄ったんやが」
「あなた何してんの?」
  「実は気になる小物があったんで」
「あの子,車に乗せたままで?」
  「いやいや,ベビーカーに乗せたよ.ずっと眠ってたけどな.転がしてたら,店員さんや,すれ違う人の顔がほころぶこと!」
「そらそうやで! まあ,眠ってくれてたらええわ」
  「なんやが,買物とか福引きとか終えて,まあ,福引きは白玉やったんやが,ポップコーンとか飴ちゃんとかもろたなあ,エレベータで1階まで降りて,車の前で,さあ乗せるでときに,目がぱちっと開いてなあ…目が合うて,ふんぎゃ〜と泣きだしたで」
「結局あかんやん!!」

妻と(妻の)母が行ったというコンサートについて: