わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

研究室活動(情報教育,大学教育,授業,本を含む)まとめ

上記2つの当日記リンク集以降の,研究室活動/情報教育/大学教育/授業の話題で,昨日入れることのできなかったエントリを,リリース時に関して降順で新しいものから順に並べています.
それと,本の紹介でも,学生向けのエントリをいくつか書いていますので,2008年12月以降でよさそうなのを選んでみました.

きりぬき

ゼミは,発表者の成果と問題意識を,参加者間で共有する場です.そこには,時間的・空間的な制約が生じます.「誰かが発言しているとき,自分は発言してはならない」というのは,その代表的なものです.
(略)
ゼミで学生が質問をなかなかしてくれない,とは私は思いません.質問をするには,経験も大事ですし,テクニックといいますか,質問の類型(パターン)を自分なりに身につけておくことも不可欠です.あとは度胸.
質問を促すにしても,ゼミの時間は限られています.俺も俺もと口に出すわけにいかないのなら,各自パラレルに書いてみたらいいじゃないの,というのが単純な発想です.

ゼミ発表のプロトコル,実際にやってみた
優先順位は,評価順序ではない
評価しないのは,優先順位が低いからではなく,依存するものがあるから
優先順位は,いずれも無視できないものの間で付ける
優先順位は前後関係ではなく上下関係
優先順位

受け取った情報,自分で作った情報は,先生・先輩・同輩・後輩からリクエストがあれば「喜んでお渡し」できるよう,整備しておきましょう.
ただし,独自の情報をすべて明かす必要はありません.
基本方針は,「手法・手順は公開」「鍵となる情報は必ずしも渡さない」.ちなみにこれは,担当科目「情報セキュリティ」から学んだことです.

「自ら考え,切り開く学生」になるには

『ゴールド』というのは,純金ではなく,今の日本で『円』に相当します.要は,通貨です.野生のモンスターが通貨を持っているというのはおかしな話ですが,これは,モンスターの持ち物がその金額に換算されるけど,いちいちスライムのなになにだとかうごくせきぞうのこれこれだとかいったアイテムを持ち出すと,ゲームをプレイする側も管理する側も大変なので,ゴールドという整数型の値に置き換えているのでしょうね.
今言った中で『スライム』と『うごくせきぞう』は,ドラゴンクエストの中で登場するモンスターの名前です.ドラクエを知っている人は想像がつくと思いますが,本日のお話は,ドラクエ3を想定しています.またRPGを知らない人への補足として,スライムは最初の最初に登場する,一番弱い敵で,うごくせきぞうは中盤から終盤にかけて出現し,こちらのレベルが高くても侮れない怪物です.

どくばり

*1:条件5について,自分の分野に翻訳すると,「開発コストは1+1=2以下」になります.一つ一つを別個に作って組み合わせるのではなく,元にある各システムの,できればソースコード,ないとしても開発ノウハウをもとに,効率よく組み上げることが要求されます.
*2:90年代から目にするようになった,歌手の"Y featuring X"も,形式上はYを主としつつも,Xを立てているなあと思ったものです.

複合商品がヒットする条件