わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

情報処理学会関西支部大会で発表

 2019年度情報処理学会関西支部 支部大会にて,「情報リテラシーおよびプログラミングに関する理解度テストの実施と分析」と題して,学生に発表してもらいました.

 番号はE-04です.1年前,別の学生との共著で提出したものと,同じ番号です.
 現時点では参加者しか予稿が読めません.研究の中身は,別の機会に紹介することにして,立ち会ったセッションについていくつか,書いておくことにします.
 「プログラミングおよび情報教育1」というセッションで,発表はE-02からE-05までの4件です.発表会場に入り,知っている顔があるなあと思いながら,ノートPCを開いてダウンロード済みの予稿を読んでいくと,4件のうち2件目以降の3件について,筆頭著者が同じ大学(自分とこの大学!)なのです.
 もう少し,見比べると,その3件の第二著者---指導教員に当たるのですが---について,自分とこの大学院の中の,所属クラスタが異なっています.クラスタのゼミで,異なるところの学生の発表を事前に聞いていない,ということです.
 対象も手法も結果も,今後の方向性も,それぞれ異なる4件となった中で,最も良かった発表はというと,間違いなく2番目の方です.「自信あふれるプレゼン」というのを,久しぶりに見せてもらいました.
 座長による最後の発表者への質疑で,「形成的評価」をおっしゃっていました.診断型評価のためのツールではなく,形成的評価を支援するものになるのではないか,といった趣旨でした.前触れなく出現する*1んだよなあと思いつつ,情報分野の学生が,プログラミングを含む教育を,研究対象とするときに,診断的評価・形成的評価・総括的評価をはじめとする教育評価の諸概念を,どこで学ぶとよいのか,考えずにはいられませんでした.