「おかえり〜」
「はい，ただいま．おう，うちの子も来たか．よっしゃ，だっこしちゃろ」
「今日はねえ，こどもプラザってとこに行ってきてんで」
「ふむ」
「もうこの子，ほーろ遊んだんやで!!」
「よかったな．友達もでけたか」
「うーん，そこはまだかな」
「ありゃ．同い年，じゃないや，月齢の近い子は，おらんかったんかいな」
「それやねんけど，多くが2歳くらいでなあ」
「そうなんや」
「ていうのはね，3歳になったら，幼稚園に通わせるんやね」
「へえ，それまでの子が多いんか」
「せやねん．けどなこの子，部屋の中をもう，あっちからこっちまで，かけずり回ってんで!」
「すごいなあ．今は，眠たないんか?」
「それやねんけど，こどもプラザの中で，クッションのあるところにな，この子，とことこって行って，こてんと倒れてな」
「そこで寝たんか?」
「ちゃうねん．すぐ立って，こっちに来てな．んでまたクッションのところに行って，こてんってするんやで!!」
「ママに，眠たいのをアピールしたかったんやな．すごいなあお前!」
