その1
「うえの子よ…」
「なに,パパ?」
「新しいなぞなぞを仕入れてきたから,答えてや」
「わかった」
「カエルの親子がいます.お父さんガエルは,ゲコッゲコッと鳴きます.お母さんガエルは,ケロケロケロと鳴きます」
「…」
「では,カエルの子どもは,何と鳴くでしょうか」
「え? …ケロッケロッ,とか?」
「ほぉ,お父さんとお母さんの鳴き方を取り入れたんやな」
「ちがうの?」
「ほな正解を言うぞぉ…カエルの子どもは,オタマジャクシなので,鳴きませ〜ん!」
「え〜!」
「パパ,そんななぞなぞ,あるん?」
「うお,ママが入って来たか」
その2
「さきの子に,すえの子やな」
「うん」
「そうやで!」
「じゃあお風呂に入ろうか」
「は〜い」
「やったぁ!」
「何や,さきの子のテンションが高いなあ」
「なにぃ?」
「ああ,こっちのこと.なぞなぞ,やっとこか…カエルの親子がいます」
「しってる,しってるぅ!!」
「お姉ちゃんから教えてもろたんか.まあ続けるぞ.お父さんガエルは,ゲコッゲコッと鳴きます.お母さんガエルは,ケロケロケロと鳴きます」
「カエルのこどもは,なんとなきますか!」
「先回りしよったよ…さきの子,ほな,答えを言うてくれるか」
「カエルのこどもは,オタマぎゃははは,ジャクシなのでなきぶははは!!」
「おーい,オチを笑いながら言うたら,あかんねんぞ」
「だっておもしろいんだもん!」
「ほな昔のなぞなぞも,やっとこか*1.池に子どもが落ちました.男の子でしょうか,女の子でしょうか?」
「しってるで! おとこのこ!!」
「どうしてですか?」
「だってね,いけに,ジャッポーンっておちたんやで!」
「違う違う!!」