わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

どういう人がよく内定を取るか

どういう人が欲しいか。

バネは曲がらなきゃ伸びない。コミュニケーション能力やら学力やらの話。 島国大和のド畜生

対抗して,大学教員の目から見て,どんな学生が内定(正式には内々定でしたっけ)をよく取っているかについて,ちょっと書くことにします.
これまで多くの学生の就職活動を見てきた教授によると,要件はただ一つ,「ほがらかなこと」とのこと.
なるほどです.私が受け持った範囲でも,早々と内定を取っていた卒研生はこの傾向がありました.私に対して物怖じせず*1,大小さまざまな質問や相談を持ちかけていました.
ただ私は別の考えがありまして,それは「目標を見据え,その目標に向かって確かに行動している」ことです.
小学校のときから聞いていたはずの言い方に直すと,「締切を守る」,なのですが,それだけではなく,「締切がなければ,自分で締切を作って,それを守る」というのが,ときには要求されます.締切は,最も分かりやすい,行動のための制約です.カレンダーに書けば,視覚化できますし.
締切という時間的制約以外にも,成功を得るために,考え,解決しておくべき,小さなことはあるでしょうね.
注意するのは,教授の「朗らか」にせよ私の「目標志向(なければ作る)」にせよ,手元でそれなりの数の学生を見てきた結果であると同時に,今の学生がこうあってほしいという願望でもあるということです.ま,しっかり指導していきますか.

就職関係で書いてきたこと:

わかりますよね,私の基準.実際にゼミを始めたときに,ゼミの対話的,互恵的な雰囲気を壊すような学生ははなから採らないということです.その学生が個人的にどれほど知力に優れていようとも,ゼミの全員が気分よく勉強する妨げになる可能性があれば,私は採りません.
(街場の教育論,pp.209-210)

面接心得〜配属活動を通じてメッセージを伝える - わさっき

いよいよ,最後の不安です.“研究室に入って,就職活動で,就職して,自分の能力で大丈夫だろうか”でしたね.
これは,「今の」自分の能力ではダメじゃないの,と突き放した答え方をするのが,いいのかもしれません.
「今の」じゃなくて,あなたが必要とされるときに,能力が遺憾なく発揮できるように,準備をしたいものです.

プログラミング能力アップのために - わさっき

*1:研究室で私は,学生に対して物怖じさせるような言動をしているわけですが.