わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

「自分」と会社と上司,「自分」と世界と周囲の人々

自分のやりたいことと,会社のやりたいことを,それぞれ正確に知っていて,両者の距離を測り,上司に協力できる助川さんとちがい,現田くんは,自分のやりたいことと,会社のやりたいことは,一緒であってほしい,一緒であるはずだ,という思い込みが強く,その思い込みがはずれた「うらみ」のようなものを強く抱えたままのように思えた.
結果,要約すると「わかってくれ」を上司に繰り返すだけ.
(新人諸君、半年黙って仕事せよ, p.214)

上の引用が,この本の主張を凝縮した箇所といって,いいでしょう.「助川さん? 現田くん? 誰それ」と思った人は,本を読むか,またはhttp://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090909/204411/をご覧ください(会員限定.登録は無料ですが).
会社ではないのですが,人どうしが緩やかな連携をとって動いている中で,自分はどう行動すればいいのかというと,よく練られたRPG,具体的にはドラゴンクエストIV (DQ4)を連想します.
第5章全体を一つの会社に見立てると,村が壊滅状態になり,冒険に出始めた勇者は,大学というぬくぬくした環境から離れて社会人としての第一歩を踏み出すことになった,新入社員みたいなもんです.
完全に一人というわけではなく,少し歩けばホビットがいてアドバイスを(アイテムも)もらえます.エンドールの町で,ミネア・マーニャを仲間にしますが,ステータス(HP,攻撃力など)が低いため,しばらく勇者はレベルアップに勤しみます.
雑魚やボスのモンスターを倒していくうちに,より広い世界を見ることができるようになり,それとともに,世界では,それぞれの人がそれぞれやりたいことを持っていて,行動し,そのために人と関わりを持とうとしていることに気づきます.
スタンシアラで王に話しかけ,天空のかぶとを入手するくだりは,その最たるものです.
強引に,本と結びつけてみるなら…
会社員として働く前に,自分のやりたいことと,相手(人または組織)のやりたいことが違っていて,それを摺り合わせることを体験してみたければ,DQ4の第3章の出だしで武器屋の窓口に立って接客するのと,スタンシアラで2度,列に並んで,天空のかぶとを獲得するのを,やり直してみるのはいかがでしょうか.

(同日晩にタイトルを変更し,本文を一部書き換えました.)