毎回の授業で,「授業メモ」を配り,解答/回答してもらっています.多くは授業の確認テストなので「解答」してもらうのですが,ちょくちょくアンケートを実施していて,そこに関しては「回答」となります.
授業メモの用紙は,A4用紙を横方向に切って4分割したものです.学生番号,氏名,日付と,小テストの答案and/or授業の感想が書けるようになっています.
並べ替えの手順
- 授業終了時に,トレイ*1に提出してもらいます.自室に持ち帰り,向きを合わせます.
- 振り分けをします.8桁の学生番号の中に含まれている,「入学年度」と,同じ入学年度・学科での「通し番号」に着目します.
- 開講学年(今年度の履修を想定している学年)の答案は,十の位*2で振り分けます.
- 開講学年よりも前の年度に入学している学生の答案は,入学年度で振り分けます.
- 振り分けた答案ごとに,並び替えます.
- 学生番号の大きい振り分けの束から,並び替えます.並べ替えの終わった束を順に載せていくと,全体としても並び替えができるというわけです.
- 開講学年の並べ替え対象の束は,最大で10枚ですので,これはおのおのを比較して並び替えます.並べ替えていく中でできる「連番」は,1枚のように扱う(間に入り込まないから)ことで,省力化・省スペース化を図ります.
- 振り分けミスや,学生番号の衝突にも対処します.学生番号の衝突というのは,どっちかが書き間違えていますので,履修者一覧のExcelファイルを見直し,間違っている方を赤ペンで上書きします.
- 並べ替えが終わったら,順に内容を確認し,出欠確認用のExcelファイルに記録をつけます.
- 授業メモの束を,茶封筒に入れます*3.茶封筒には年月日を書いて,茶封筒の束のところに置きます.
振り分けをするのに,机の端を使います.こんな感じ
斜めにすることで,振り分けに必要なスペースを小さくでき*4,用紙の5分の1ほどを机からつき出しておくことで,束ごとに取りやすくなっています.
授業メモの作り方
\documentclass[12pt,a4paper]{jsarticle} \pagestyle{empty} \unitlength=1mm \begin{document} \newsavebox\toan \sbox{\toan}{\hbox{% \begin{picture}(0,62) \put(-85,0){\line(1,0){170}} % \put(-85,62){\line(1,0){170}} \put(0,53){\makebox(0,0){{\huge\textbf{情報セキュリティ 授業メモ}}}} \put(-81,43){\makebox(0,0)[l]{{\large\textbf{学生番号:}}}} \put(-19,43){\makebox(0,0)[l]{{\large\textbf{氏名:}}}} \put(80,43){\makebox(0,0)[r]{{\large\textbf{日付: \hspace{10mm}月 \hspace{10mm}日}}}} \thicklines \put(-82,40){\line(1,0){60}} \put(-20,40){\line(1,0){57}} \put(81,40){\line(-1,0){42}} \thinlines \put(-62,40){\framebox(40,8){}} \multiput(-57,40)(5,0){7}{\line(0,1){8}} \end{picture} }} \begin{center} \begin{picture}(0,0) \put(0,8){\makebox(0,0){\usebox{\toan}}} \put(0,-54){\makebox(0,0){\usebox{\toan}}} \put(0,-116){\makebox(0,0){\usebox{\toan}}} \put(0,-178){\makebox(0,0){\usebox{\toan}}} \end{picture} \end{center} \end{document}
PDFにしてから1枚を打ち出します.A4用紙1枚で,4枚の「授業メモ」ができます.
コピーと裁断は,事務の方にお願いしています.
*1:授業開始時には,トレイに,白紙の授業メモと,授業の資料を乗せて行きます.
*3:「A4用紙を横方向に切って4分割」は,茶封筒に入るようにするためです.と言いたいところですが,ちょっとはみ出ます.封をするわけではないので,問題ありません.
*4:いつも,幅60cmくらい×奥行き15cmくらいのスペースでやっています.
*5:科目名のほか,「学籍番号」にするなどのアレンジも,必要になるかもしれませんね.jsarticleのせいで処理に失敗する場合は,pLaTeX2e 新ドキュメントクラスをご覧ください.