わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

2011年12月〜2012年2月

きりぬき

仕事を離れても,新米から熟達者への道のりが私にはあります.一つは,田畑のことです.結婚して,言われるままに駆り出され,柿や柑橘類の収穫に関わりました.次の年から,田植え稲刈りその周辺のことで,休日が取られました.収穫ではコンバインに乗り,袋詰めしたものを運搬車に乗せてのそのそ動かし,刈り取られた田んぼの上では,藁のくくり方を教わりました.1年目は,その作業の全貌が見えていませんでした.
視野の広さでは妻の父に,手際の良さでは同じく母に,一生かなわないのかもしれません.しかし,父母を超えることが目標であってはいけませんね.技術や運営についてこれからも学び,それと別に自習し,成長する娘たちにも手伝ってもらい,引き継ぎながら時代と力量に合った「野良仕事」ができるようになりたいものです.

教える人も,成長する

私が指導している大学院生のうち,3人に発表してもらいました.質疑を通じて,いろいろアドバイスをいただけました.学外で1日のうちに,研究室の複数の学生が発表するというのは,なかなかなく,順に聞いていると,いまの自分の問題意識である「データベースシステム」「情報検索とくに全文検索」「開発者支援」「コンテンツ管理」をすべて,目にすることができました.いくつかのキーワードが,他に発表された方とつながったのも,嬉しく思いました.

第1回「知識・芸術・文化情報学研究会」,無事終了

大学の授業とその改善ももちろんですが,思い浮かんだのはむしろ,研究発表のほうです.「完璧な発表はない」わけですし,学生のゼミ発表を指導し見聞きするとともに,自分も論文・予稿の執筆や,ときには自らプレゼンをすることで,実感できるのは,ゴールに到達したではなく,せいぜい,着手しなかった時点と比べたら,いくぶん,ゴールに近づけたということです*9.協議会は,プレゼン後の質疑のようなものです.そしておしまい,ではなく,また新たな活動の開始です.修士論文卒業論文発表会での質疑で出た課題も,最終提出までに対処できるものを除き,教員や後輩に引き継がれます.
*9:学生の修論・卒論については,「研究のゴールに近づくことができた.ありがとう」と,「修士研究・卒業研究として設定したり変更したりしたゴールには,なんとか到達できた.よかったね」の両面があります.

算数ものづくり2 - 授業研究における指導案とは