朝の食卓にて.
「うえの子な…」
「ん?」
「昨日,調子がおかしいって,幼稚園で先生,言うてたのんな…」
「ああ,言うてはったんやてなあ」
「何した言うたら,幼稚園でおイタをして,大好きな先生に,叱られてんて!」
「叱られて…ふさぎ込んだんか?」
「せやね」
「ありゃま,そんなんが原因かいな」
「今日は,大丈夫よね?」
「(野菜ジュースを飲んでいる)」
「先生の言うことをよく聞くんやで,分かった?」
「(野菜ジュースを飲んでいる)」
「よっしゃ,ほな,パパの言うことをよぉ聞くんやで.分かったか?」
「(野菜ジュースを飲み終えてから)ぱぱ,ちゃうで!」
「…ちゃうんか?」
「せんせいのいうことを,よくきくんやから!」
「そうなるんか!!」