わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

2012年6〜8月

きりぬき

上の話には,直接書かれていませんが気になることがあります.「ひさご塚」「ひさごとはひょうたんのこと」「江戸時代の人がつけた名前」などは,短いストーリーの,重要な構成要素となっています.「ひさご=ひょうたん」は国語的な要素を含みますが,これら3つの言葉,そしてその組み合わせから思いつく教科はというと,社会です.奥書の著者紹介によると,社会科指導の本を書かれているとのこと.この1点だけでは,まあ,根拠に乏しいのですが,著者は社会科を専門にされていたことが想像できます.
それから,先生の説明を聞くと,「江戸時代には小学校はないよ」とか,もっと突っ込んで「江戸時代の教育の中に,名前をつけてみようといった創造性を育む指導なんて,なかったのでは」といったツッコミをしたくもなります.
とはいえ,そういったツッコミが来ても「うんそうだね.よく気づいたね」と対応できます.ふたたび想像ですが,そういったことまで想定して,「江戸時代だったら正解」と言っているように思えてなりません.

優しいが易しくない本

しかし,コードを書き足し,コンパイルして動作確認といった「サイクル」において,その各ステップを見直し,必要に応じて改善できるようになることも,技術者には求められています.改善を通じて,作業の効率化が図れます.1サイクルが30秒のところを25秒に短縮できたら,単純計算で,それまで1時間かけていたコーディング時間が50分になるわけです.10分は休養にあてるもよし,新たなアイデアを考えるもよしです.
効率をいう前に,一つの目的に対して複数の手段がとり得るのを知っていることは,それだけで技能です.他の人の振る舞いを見たときに,自分のやり方と比べて,そこから学べることにも使えます.ときには,まあその人はそんなもんかと,判断(値踏み)することも,あるかもしれません.

xkillでアプレット終了

このプログラムで,ハッシュ値がオールゼロのものが出たらびっくりです.計算時間を予測してみると,

  • 最初の8桁がすべて0になるものを見つけるのに,1時間かかったとすると,
  • 最初の9桁がすべて0になるものを見つけるのに要する時間の期待値は,その16倍なので,16時間
  • 最初の10桁がすべて0になるものを見つけるのに要する時間の期待値は,その16倍なので,256時間=10日強
  • 最初の11桁がすべて0になるものを見つけるのに要する時間の期待値は,その16倍なので,約160日=5か月強
  • 最初の12桁がすべて0になるものを見つけるのに要する時間の期待値は,その16倍なので,約80か月=6年半強
  • 最初の13桁がすべて0になるものを見つけるのに要する時間の期待値は,その16倍なので,100年以上

となりまして,「32桁すべて0になるものを見つける」のは,夢のまた夢です.

MD5のハッシュ値オールゼロに挑戦