わさっきhb

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足の爪を切られる

某年月日,自分と妻と,娘4人とで,堺の実家へ行きました.新たにいろいろなことを経験したのですが,母に足の爪を切ってもらったのは,いつ以来なのか,わかりません.経緯とともに,以下に残しておきます.
きっかけは,夕食前,実家の風呂場から出たときのことでした.さきの子・あとの子・すえの子のあとに自分が出て,母がこちらの足の先を見るなり,「あんた,足の爪どないしたん!」「そのままにしてたら,あかんで!」と言い始めました.
とくに,右足の親指の,右側の部分です.白癬菌*1のせいで,指と爪の間に白い塊が詰まっており,爪が右方向に伸びて,愛用の爪切りではもはや,切ることができない状態が,数か月以上,続いていました.
さらに母は言います:「あたしが切ったげるわ」.
この年で親に切ってもらうのか,と思う一方で,爪をこのままにしておくと,まずいのは,自覚していましたので,「ほな頼む」と答えました.
ママとうえの子が風呂に入り,残りの子らは寝巻を着ておもちゃで遊んでいるところで,母は「風呂上がりは,爪が柔らかなっててええんや」と言いながら,2つの道具を取り出しました.1つは受け皿となる広告の紙,もう1つは,「爪切りばさみ」です.
はさみタイプの爪切りです.製品名は,その場で聞けなかったものの,以下のが近かったです.

ベビー用の爪切りはさみ(例えば,[asin:B000FI1YKW:title])は,自宅にもあります.ですが,その大人版とでも言うべき物品を,齢70を超えた母が用意して,大の息子の,足の爪を切ることになるとは….

切っているときの母親は,喜びに満ちあふれていました.「こういうの,好きやねん」の表情です.自分が中学のときは「ニキビつぶしたげる」,それより前は「かさぶた剥がしたげる」と言っていたころの,母親の姿を思い出しました.
それまで見えていた,右足の親指の爪は,切られて切られて,半分くらいにまで減りました.手でも足でも見たことのない,深爪っぷりです.写真は差し控えます.


そのほか:

  • 昼食を,「さかい利晶の杜」の中の「梅の花」でいただきました.少し早い,自分の誕生日祝いをしてもらいました.会計の前にこちらが財布を取り出すと,「いらんでいらんで,母さんが払うんやから!!」と言いだします.そこは甘えることにして,財布から駐車券を出し,すまんがこれ頼むと言ったら,妻がずっこけました.
  • 夕食前に,プールへ行きました.子らは楽しい時間を過ごし,夫婦はプールに入って子らを泳がせ,母は水着ではなくプールサイドで皆を見ていました.いったん引き上げて,1人1本アイスクリームを食べ,子らがまたプールに入ったところで,「来年,子どもらだけで2泊くらいさせたいけど,ええか?」と尋ねてきました.まず1泊からかなと,答えようとしたときに,母の格好を見ると,普段着に,自分の愛用の,黄色と緑のスポーツタオルを,首から掛けていました.答えるより前に「ちょっと待って母さん,なんで俺のタオルを」と言うと,外してベンチに置き,「ごめんやで,ちょうどええ長さやってん」と.ちょうどその日の朝に交わした,「なんで,お皿の上の(うえの子のための)お菓子を食べたん?」と「だって,あったから」という,あとの子との会話が,重なりました.
  • 梅の花」の部屋から見えた,座っているカエルのような石の写真を.

*1:要は「水虫」持ちです.少し前,妻に言われ,近所の皮膚科に行き,陽性の診断をもらいました.それ以降,家の中は和室などを除きスリッパで歩くとともに,子らを風呂から上げ,体を拭くときは,自分の足の下にタオルを敷くようにし,家族にうつるのをできるだけ避けています.