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マイナンバーが届いたが,個人番号カードの申請は必須でないらしい

某年月日,帰宅して夕食をとりながら,自分よりも研究室の学生の方が,マイナンバーの提出をしないといけなくてと言うと,妻がそういえば今日,マイナンバーの通知が来たんやよねと言いまして,開封済みのものを受け取りました.
妻と,妻の両親の間では,何やら交付の申請が必要だとか,面倒だとかで議論をしていて…
冷静に中身を見ると,1通の封書に,家族全員,1人につき1枚,「通知カード」と,QRコードつきの書面(個人番号カード交付申請書)が入っていました.マイナンバーは,「通知カード」上に,「個人番号」という形で記載されていました.
封筒を見直すと,赤枠内に赤字で,「通知カード // 個人番号カード交付申請書 在中」と目立つように書かれていました.
申請しなくても,ここの通知カードに,家族みな異なる,12桁のマイナンバーが書かれているよと,妻と両親に伝えてから,それはそれとして,申請を,人柱よろしく自分が一番にやってみますかねと言い,夕食を終えてPCに向かいました.
個人番号カードの申請に関しては,総務省,そして地方公共団体情報システム機構で,情報の公開がなされていました.まずは以下のページが良さそうです.

関連するところにも,ざっと目を通しましたが,個人番号カードを作ることが必須だとか,作らないと何らかのペナルティが科されるといったことは,書かれていませんでした.
個人番号カードは,顔写真*1つき,ICチップ入りです.マイナンバーが求められるところで,機械にかざせば瞬時に,マイナンバーが認識できるわけです.
ただし,持ち運びするということは,紛失の可能性も意味します.紛失・盗難までいかなくても,財布に入れていて,のぞき見(財布から取り出して,見て,また戻す)によって,マイナンバー*2その他の情報が,意図しない形で漏洩されてしまうことも,考えられます.ただしこれは,個人番号カード特有の問題ではなく,ペラペラの通知カードであっても,紛失・盗難・情報漏洩のリスクを考慮しておかないといけません.
個人番号カードに話を戻して,その利用以前に,申請段階のコストを無視できません.条件に合った顔写真を用意し,各種情報ともに申請して,後日,交付通知書をもとに,カードを受け取りに行く必要があります.受取り手続きは,マイナンバーカードの受け取り – マイナンバー総合サイトより読めますが,これを自分がしないといけないわけです.受け取る人が多かった日には,窓口に行っても待たされることになりますし,交付通知書・通知カード・本人確認書類を1つでも忘れたら,出直しとなります.
交付する自治体の手間も,大変なのが予想できるわけで…
結局のところ,個人番号カードの申請は任意というわけです.12桁のマイナンバーだけがあればいい人は,通知カードのみです.個人認証や自治体サービス,電子申請などに活用したいという人だけ,個人番号カードをつくってね,というスタンスで,通知や情報公開がなされている,というのが,届いた書面とWebの情報を見た限りの,現段階の結論となります.
申請は,PCやスマートフォンでもできるとのこと.これは便利だと思ってアクセスしてみると,顔写真の登録が必要とありました.寝巻姿を自撮りするわけにもいかないし,過去のデジカメ写真を見ても,条件を満たさないものばかりです.妻の協力を得て,きちんとしたものを撮ってもらうとします.

*1:https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/checkpoint.htmlの「頭髪のボリュームが大きく、顔の面積が小さいもの」と「平常の顔貌と著しく異なる」には,じわじわくるのですが.

*2:https://www.kojinbango-card.go.jp/kojinbango/index.htmlの券面イメージによると,裏面にマイナンバーが書かれています.