先週木曜日,ホテルに入る前にコンビニエンスストアで購入した漫画・モーニングの中に,「僕が私になるために」というのが入っていました.
あらすじは:
性同一性障害(GID)の作者が性別適合手術(SRS)を受けるためにタイへと旅立った! なりたい自分になる――しかし女性への道のりは想像以上に“痛かった”!!
【新連載】 男性から女性へ。性別適合手術の過程を描く実録エッセイ『僕が私になるために』、今週のモーニングより短期集中新連載スタート! - モーニング公式サイト - モアイ
男性から女性になる過程を仔細に描く平沢ゆうな氏の実録エッセイ『僕が私になるために』。本日3月10日(木)発売&配信開始の「モーニング」&「週刊Dモーニング」15号より短期集中新連載スタートです!
タイに来て,性別適合手術を受ける前の日までの流れが,Episode 1です.活字にされていない「骨格的にどう見ても生粋の女性」のところは,様々な男性・女性を見てきたからこその表現なんだろなと思いました.
周囲で性同一性障害はというと…いえ,知っていたとしても,ブログ上で明かすわけにいきません.代わりに少し思ったことを書いておきます.
小中高で性同一性障害あるいは性別違和を自覚した---人によっては本やネットで知識を得たり,人によっては医師の診断を受けたり---として,ではすぐ手術,とはいかないと思います.
手術をするタイミングについて,「大学生のあいだ」は,良い候補になりそうです.アルバイトで「元手」を獲得しやすいわけですし,手術を受けた人を含め多様な「自分らしさ」を見る機会も広がりますし,そして「社会人になる前に」,性を一致させておこうという考えにもなるでしょうから.
性的違和をこちらに直接,告げる学生はいないにしても,服装などで,見て違和感を覚える学生がいたときに,問いただしたり,根掘り葉掘り聞いたり,あるいは応援する素振りを見せたりすることは避け,授業の答案や,(研究室配属されたなら)研究室の活動でのアウトプットをしっかり見ていくことが,これまで以上に重視されるようにも思います.
グループワークでトラブルが発生しないような配慮も,必要でしょうか.あるいはトラブルが起こってから,円満解決を図りますか….
漫画の切り抜きは…と思いながら検索をすると,[twitter:@yoshiharu_21]さんが「僕が私になるために」の担当をされていて,ツイートで取り上げられていたらリツイートをしていることに気づきました.さっそくフォローしました.
それと,私が中学生あたりで聞いた言葉は「性転換」です*1.今回の漫画では「性別適合手術」という表記がとられています.wikipedia:性同一性障害を読んでいくと,「手術療法は、過去には「性転換手術」とも呼ばれてきたが、現在では「性別適合手術」が正式な名称として用いられている」と書かれていました.
wikipedia:性別適合手術もありまして…タイについては,「タイ王国では、性転換手術が盛んで外国人でも条件があるものの手術を受けることが可能である。」の1文だけ! しかも「性転換手術」!!
(最終更新:2016-03-14 早朝)
*1:学生のときに見たのは,柳沢教授:http://d.hatena.ne.jp/takehikom/20150224/1424729198