昨日,学科の卒業論文発表会に出席しました.研究室からは4名が無事に発表しました.発表前に,学生室にて恒例の写真撮影を行い,その日のうちに,自分のWebページ上で公開しました.
とはいえ自分も,発表会では「審査する側」です.学生の発表が始まると,司会(発表学生の指導教員)より,ファイルに綴じられた卒業論文を受け取ります.教員間で回覧していくのですが,最初に受け取ったとき…
表紙の上部中央,「2017年度」の文字が,目に飛び込んできました.
しかし卒論の中身はしっかりしており,発表・質疑も申し分のない内容でした.
何人かあとには,表紙に「2017年度」で提出年月が「2016年2月」と,“あべこべ”なのを見かけました.提出年月は「2017年2月」,だけれど「2015年度」と書かれているのも,ありました.
自分も司会を務め,午後は卒論回覧の“しんがり”になりました.最後の発表者までチェックを終え,前の机に置いたとき…
他の卒論の背表紙に「2017年度」と書かれているのに,気づきました.
その論文を手に取ってみると,表紙は「2016年度」です.
本質でないのは,分かってはいるものの,発表会後の教員のみによる審議で,誰々さんの卒論の表紙は背表紙はと,コメントしておきました.
「年」と「年度」を区別する場合(そして日本の学校や会計では),「年」は1月1日から12月31日まで,「年度」は4月1日から翌年の3月31日までです.「年末」は12月,「年度末」は3月を指します.
現在(当記事のリリース日)は「2017年2月28日」であり,「2016年度」です.また年度と月・日は併記することなく,例えば「2016年度2月」とはしません.
卒論のスタイルは,研究室(指導教員)によって異なるのを,頭では分かっていますが,「謝辞に指導教員の名前を挙げるべきではない」という文化があるのには驚きました.