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「リアリティ」と「レアリティ」の違いは?

「リアリティ」は英語でrealityと綴り,「現実性」「迫真性」といった意味で用いられます.それに対し,「レアリティ」は英語でrarityと綴り,「希少性」といった意味になります.
realityもrarityも,ityで終わる単語であり,名詞です.それぞれの形容詞形は,real(リアル)とrare(レア)です*1.日本語では「リアルな」「レアな」のように,形容動詞となって使われます.
「リアル」と書いたら,「本物そっくりの」というニュアンスを受けます.「レア」のほうは,「まれ(希少)な」のほか,転じて「希少価値の高い」の意味にもなります(SRと書いたらSuper Rareのことです).またステーキ店で「レア」は,焼き加減を指定するときに使います*2
リアリティもレアリティも,あるかないかだけでなく,度合いとして表すのにも使われます.ソシャゲを中心に,レアリティはよく星の数で表され,その数が多いほど,出現頻度が少なくて価値が高いとみなされます.
2つの違いを簡単にまとめると,次のとおりです.

  • 「リアリティ」は「リアル(現実的)」であること.
  • 「レアリティ」は「レア(まれ)」であること.

*1:ただし,realは2音節(英語辞書ではre・alと書かれたりします)なのに対し,rareは1音節です.名詞形を英語で発音する際には,realityでは「リアリティ」のアを最も強く発音するのに対し,rarityでは最初の「レ」から強く発音します.

*2:他の焼き加減と肉の写真の対応は,https://matome.naver.jp/odai/2133443491064038101で知ることができます.中国語では…「一分熟」がレアに対応します.「三分熟」はミディアムレアです.