「パパ,クイズやで」
「ん? すえの子よ,クイズかいな」
「あたしが『く〜いずくいず♪』ってゆったら,」
「(ああ,いつものパターンやな)」
「パパは『な〜にがくいず♪』ってゆうんやで」
「(よし,ボケてみよう)」
「わかった?」
「いやじゃああああ!!!」
「…」
「…」
「く〜いずくいず♪」
「(1秒たらずの激しい苦悶を経て)なぁにがくいず♪」
出題は,1年前の保育所の出来事についてでした.
「そんなん,分からんわ!」と言わずにおれませんでしたが,そばにいた,あとの子は,迷うことなく正解を答えていました.