前期のセミナーで受け持った1年生の一人と，面談して状況を聞くことになりました．
学生からの依頼ではなく，ともあれ，面談するよう，指示があったのでした．
メールを送ると，授業の開始前に，「明日の4限でいいですか?」と申し出がありました．昨日のことです．ですので「明日の4限」とは，本日の4限の授業時間です．
さて「明日」は，5限に，持ち回りの（15回のうち4回分を担当という変則的な）授業が入りますが，それ以外は空いています…いえ，ちょうどその4限に，学生室で，定例の研究ミーティングをしているのでした．
とはいえそのミーティングは，参加学生が2人ということもあり，90分も使いません．早ければ15分くらい，議論をするときには1時間くらいです．そして今回，議論が必要な要素はありません．
ですが，ミーティングの予定を遅らせるとなると，彼らにメールを送らないといけません．そこで少し考えて，1年生の学生には，次のことを伝えました．
- 4限開始後，20分後くらいに，まず私の居室に来てください．
- そして部屋の明かりがついていたら，おりますので，ノックしてください．
- 部屋の明かりがついていないときは，同じフロアの○○○の部屋番号へ行ってください．
- ノックせず（学生室ですので），ドアを開けてください．もし私がいれば，その場で対応します．いない場合には，部屋の学生から，私の居場所を聞いてください．
「本日」になりました．1年生のことを気にしつつも，4限には学生室へ足を運びました．大学院生と卒研生から進捗を聞き，今後はこう進めるといいですねと言って円満にミーティングを終え，部屋から出る直前に，時計を見て，そうだそうだ1年生だと，思い出しました．
ドアを押して開けると，学生の姿がありました．右手は，ドアを引いて開けようとする，手の形でした．
自分の部屋に戻って，面談をしました．
