わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

旧版だ!

 木曜午後は,情報処理科目の授業です.同一内容を,2クラスです.
 このご時世,オンライン(遠隔)授業です.ナレーション付きPowerPointファイルをエクスポートして動画を作成し,Streamにアップロードして,時間になったら受講者が閲覧できるように設定します.学部で5クラスに分かれ,3名の教員で担当していますが,第1クォーターの科目の資料作成とナレーションは自分が担当し,各クラスの受講生に観てもらいます.教員間の話し合いで,午前10時に公開(閲覧可能に)しています.
 木曜の,午前9時すぎのことです.あるスライドに「参考書の○○に関心のある人へ.記載が間違っています」と書き,2箇所,該当ページと正誤を記していたのを,思い出しました.
 今年度,新たにスライドに取り入れたのですが,机の上に置いている参考書の,ジャケットに,「改訂新版」が,書かれていないのでした.
 旧版だ…
 シラバスでは,もちろん,改訂新版のほうを,参考書に指定しています.
 読み直したいのですが,改訂新版の本が,手元にありません.学生室にも,ありません.
 時間も迫ってきたので,スライドは修正しないことにしました.次の日には,動画閲覧を止め,かわりにスライドのPDFをダウンロードできるようにしますので,そのときに「『記載が間違っています』は間違いでした.すみません」と書くことにしよう,と判断しました.
 帰宅して,リュックサックをいつもの場所に置き,スマートフォンを充電させたときに,本棚の,改訂新版の本が,目に留まりました.
 こんなところにあったのか,それで,記載が間違っていた箇所,ちゃんと修正されてるよなと思いながら,ぱらぱら...
 間違ったままでした.
 ジャケットを取り除いて,表紙を見ると,「改訂新版」が書かれていました.出版社サイトで,正誤表があるという,この本のサポートページというのを見ても,載っていませんでした.


 別のきっかけで知ったのですが,ずっと「旧版」「新版」を「きゅうばん」「しんばん」と読んでいました.それぞれ,「きゅうはん」「しんぱん」なのですね.「しんばん」を変換して「新版」は出ましたが,「きゅうばん」のほうは出て来ず,かわりに「吸盤」と「九番」です.