わさっきhb

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田植え機に水をかけろ!

 昨日は田植えをしました.
 すえの子が,手伝いたがっていましたが,子どもが1人でもいると,水路に入り込まないか,車にひかれないかと,注意が向いてしまい,作業効率が落ちてしまいます.苗箱を運搬車に乗せるところまで見てもらい,じゃあ頑張ってくるねと言いました.
 例年通り,(妻の;以下略)父と母と自分とで田植え仕事をしました.基本的に田植え機に乗るのは父で,あとの2人はサポート役です.
 1往復して,田植え機の後方がこちらに向いたとき,4条植えのうち1条分だけ,苗の減りが少ないのに気づきました.その分,田んぼの中にも,植えていない列ができています(これは後日,母が差し苗をします).
 減っていなかったのは,苗載せ台にあとで差し入れた苗が,落ちきっていなかったからです.父が押し込めたものの,スムーズとは思えません.
 「水,持って来い」
 苗載せ台に水をかければ,滑りがよくなるというわけです.
 とはいえ,どうやって水をかけるのがいいのでしょうか.田んぼの水は,泥水で,適していません(母が手ですくってかけようとして,父が叱っていました).道路を挟んだ水路から,汲むとして,道具は…
 今度は,田んぼに入り込んでいる母からの声です.
 「たけちゃん,あたしの自転車にね,杓(しゃく)のね,柄(え)がなくって,すくうのだけのんが入ってるから,それですくってきてくれる?」
 子らがいるときに発すると笑いを誘う「たけちゃん」ですが,今は笑っていられません.はいと返事し,自転車を見に行くと,前カゴに入っていました.しっかり握って,水路に入れて,水をすくって,左右を見てから道路を横切り,父の手へ.
 1回では足りないということで,もう1回.そのときにトラブルが起きました.水路に入れたときに,不注意で(そして水の流れが強かったため),杓のカップが,手から離れてしまったのです.
 立ち上がって追いかけようにも,あっという間に,先に流れてしまいました.
 田んぼのほうからは「遅いぞ,何やっとるんや」の父の声.
 正直に,状況を話すと,1回ぬらしただけで田植えを続けることになりました.母は笑い飛ばしてくれました.子どもがいなくて,いろいろな意味でよかったです.
 この日はずっと曇りでした.マシントラブルはなく,差し苗用の分がいい感じに残って,田植えが完了しました.


 田植え機について: