わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

苗箱入れを片づけよう

 先週金曜日の夕方から,話が始まります.
 この日は研究室の学生が某ゼミで発表することもあり,午前と午後にメールで添削指導をしました.午後3時前からは某ゼミのビデオ会議に参加して各発表を聴き,質問したり,後日コメントと評点を提出するためのメモを作成したりしました.
 PCに向かってすべきことが終わり,夕方に家を出てみると,庭では(妻の;以下略)父が一人で,苗箱を棚から取り出し,地面に並べ終えていました.
 苗箱を入れる棚は組み立て式で,籾撒きの前に設置し,黒のシートをかぶせています.籾を撒き土を乗せてたっぷり水をやった苗箱を,数日間そこに入れ,苗箱を取り出したら,棚は解体して納屋に戻します.
 1日と少し,時間を進めます.土曜の夕方です.土日のオンライン開催の学会は,自宅とも職場とも異なる場所から参加しました.夕食をとり,自宅の最寄り駅を降りて歩いているときに,苗箱入れのことを,思い出しました.
 ボルトとナットで締めるのですが,部品の何点かがずいぶんと重く,また苗箱を乗せるために尖っている箇所があり,子らに持ち運びをさせるわけにいきません.例年は父と母と自分の3人で,設置も撤去も行っています.撤去作業をしないといけないけど,土日に時間が取れないなあ…
 と思いながら,苗箱のあたりを見ると,苗箱入れがなくなっていました.
 納屋に仕舞ったのか,あの重たいのをと思い,納屋を見ると,外壁に立てかけていました.
 解体はしたけれど収納はしていない,というわけです.
 日曜日は,思っていたよりも早くに目が覚めました.5時過ぎに1階で物音があり,離れで寝ていた父母が来たところで,降りてみると,「たけちゃん,今日行く前になあ,あの重たいの,運んでくれる?」という,母からの提案がありました.
 急いで作業着に着替えて,納屋の外壁へ行きました.
 重くて取り扱い注意の部品3つを運ぶのは,母と自分が行い,位置の微調整と,紐による固定は寝間着姿の父がしました.寝間着姿の,妻とすえの子は,オブザーバーです.
 15分ほどで作業終了.作業着は洗濯機に入れずに畳んで仕舞い,外出用の服装にしました.
 乗るべき電車までに時間があります.ゆっくり朝食をとっていると,うえの子が起きてきて,妻と楽しく会話を始めました.
 なのですが,大人の一人が不用意な発言をしたことから,うえの子が機嫌を損ね,全員,食べるところから出ていくことになりました.
 PCに向かって本日すべきことを点検し,全身鏡に向かって身だしなみをチェックしてから,さて出発するかと意気込んだときに,さきの子の弱々しい姿を目にしました.
 元気ないのかと尋ねると,いつもの朝の食パンを食べたいけれど,お姉ちゃんが入るなと言っているから入れやんねんと,返ってきました.
 ほなパパが持って来たるよと言い,食べる部屋に入ってコップに水を注いで飲んでから,食パンの袋を取って部屋を出ました.さきの子は大喜びでした.