実家に帰ってあれこれして,魚介類パックのお土産をもらってから,実家をあとにしました.その日の晩の食卓は,パックに入っていた,鱧の湯引きでした.
テーブルについた(妻の)父が怒り出しました.
「鱧の湯引きには,梅肉やろが! ないんか!」
上記のハモの湯引きの,出来上がり写真の赤い部分,梅肉ソースが,食卓の鱧は黄色でした.
妻が,中が黄色のタレ入れ*1を手に,反論します.
「このパックに,こっちのが入ってたもん!」
本意ではないけれども,口を挟みます.なんと,すえの子とのやりとりになってしまいました.
「辛子マヨネーズ,なあ」
「そういえば,赤の入れ物,なかったっけ? オレ,冷蔵庫に,鱧のパックといっしょに入れた覚えがあるんやが…」
「パパ,これ?」
「すえの子よ,それそれ」
「パパなにこれ? ケチャップ?」
「ちゃうがな,梅肉ソースや.フタ開けて,におい,かいでみ」
「わかった.….うえ! なにこれ」
「いやそういう反応ではなくやな…ともあれそれが,梅肉ソースのはず」
大人の会話に,切り替わります.
「けどさあ,パックに入ってたのんは,こっちやってん」
「なるほど,辛子マヨネーズなあ.鱧の湯引きに乗せるのには,ええと思うが」
「かけてもおてんから,みんなもう,これで食べて!」
「あいよ」
「ワシぁそんなんあかん.このソースはスプーンで取って,それから梅肉かけるぞ!」
「ああもお…」
記事を書きながら,鱧の湯引きにかけるのは,「辛子マヨネーズ」ではないよなと気づきました.ふたたび検索すると,「辛子酢味噌」でした.
*1:Amazonでは「タレビン」の表記を見かけます.製品例は:[asin:B01108DP7K]