わさっきhb

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長袖シャツと麦わら帽子

 某年月日,畑仕事をしました.
 久しぶりの作業です.日が差すとはいえ,ずいぶんと冷え込み,春夏秋の農作業の格好---半袖の肌着シャツの上に,綿で薄手のジップアップジャケット---では,やってられません.
 上は,普段着のジャンパーのひとつを,着ることにしましょう.中に,長袖の(肌着でない)シャツを着たいのですが,ハンガーに掛けてあるものからは,選びたくありません.
 廃棄予定の衣類をガサゴソした結果,自分以外の家族は大きすぎて着ることができず,自分にはサイズが小さい,長袖の服が見つかりました.
 袖を通してみました.腕や肩まわりは,問題ありませんでした.ボタンを留めてみました.なんとか留まりましたが,前立て*1がS字を描いています.ボタンホールだけを見ると,まっすぐ並んでいますが,ボタンホールのない箇所では,膨れている体型に依存しているのが,上から見て丸わかりです.ともあれオールシーズンの農作業用ズボンを履いてから,ジャンパーで隠しました.
 梅畑での作業のため,頭部の保護も欠かせません.まずはタオルで頭を覆います.眉毛を隠すことで,眉毛からの汗が目や眼鏡に落ちることを防ぎます.
 それから,愛用の麦わら帽子です.春夏秋は汗で,また梅畑での作業でたびたび枝にぶつけるので,数年で買い換えます.定位置に置いてあった麦わら帽子は,まだあと1~2年は大丈夫そうです.手に取って…
 内側に,何か書き込みがあります.眼鏡をいったん外して,よく見ると,1桁・1桁・2桁の数字がハイフンでつながっており,次の行には,姓のカタカナです.
 数字の列は,あとの子の学年・学級・出席番号であることに気づきました.
 作業を終えて帽子を元の位置に戻し,玄関で「ただいま」の次に,あとの子を呼び寄せました.
 叱るつもりはないがと前置きしてから,状況を聞くと,先月の文化祭で役作りに麦わら帽子を持って行き,事前に名前を書き入れたとのことでした.
 シャツのほうですが,作業中に体重を増やす行為(飲食)をしなかったこともあり,前立ての部分がはち切れることはありませんでした.むしろジャンパーの袖が短かったようで,シャツの袖の先が10cm以上出てしまい,作業中に何度かジャンパーの袖を伸ばしました.


(最終更新:2021-01-11 朝.タイトルを公開当初の「シャツと麦わら帽子」から変更しました)

*1:シャツの各部名称は,https://atelier365.net/blog/shirt-parts/を参照しました.