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COCOアカウントを使用する授業の前に

 Wakayama-univ. Alumni Open Network (WAON)はシステム工学部の卒業生・在校生・教職員を対象とした生涯アカウントであること(略)は,毎年,前期の情報処理科目のある授業で解説していました.
 そして昨年のいつだったか,生涯アカウントが全学対応になるという情報も,メールで読んでいました.これがCOCOという名称で,今月からサービス開始になっているのを知ったのは,つい最近のことです.
 授業の解説内容を,変更する必要があります.「生涯アカウントの発行」そのものを,授業からなくす(COCOのアカウント発行をするかしないかは,各学生に任せる)というのも,一つの進め方ですが,そうすると,生涯アカウントはGoogleアカウントであることから,Google Colabを使用した演習課題に取り組ませていたのも,変更しないといけなくなります.

生涯アカウントはWAONからCOCOへ

 今週の授業で,クラウド環境や仮想化環境について解説し,Google ColabでPythonスクリプトを実行してもらいました.
 学内の方から,COCOアカウントの申請は各自で行うと教わりましたので,授業(木曜日)に先立ち,月曜日に掲示して水曜日を期限とする予習課題で,「成績に入れません」と明記して,アカウント申請と,簡単な動作確認(Gmail閲覧)をするよう,指示しました.
 そうすると,再履修生から,Teamsのチャットで問い合わせが来ました.申請手続きを進めると,すでに登録されていると言われるが,心当たりがない,というものです.
 これは,想像がつきます.この学生が1年生のときに,WAONのアカウントが発行され,配付されているけれど,そのときは配付メールに書かれた初期設定をしていなかったために,IDはあっても未使用という可能性です.
 この学生の生涯アカウント配付回の授業日と授業資料を調べて,何年何月何日のメールを探してみてくださいと返信しました.ほどなく,メールが見つかった(そしてIDが書かれていた)と,返答がありました.
 授業当日にも,Teamsのチャットの問い合わせがありました.詳細は差し控えますが,本人のみでは対処できない理由で,アカウント申請が認められないというのです.
 その学生には,Googleアカウントを持っているかを尋ねました.持っているという返答のあと,授業中の課題はそっちのアカウントを使用してくださいと指示しました.別途,COCOのサイトの問い合わせで,状況をWebフォームに書いて送ると,管理者サイドで可能な限りの対応を行いましたという連絡が届きました.
 授業前日までではなく授業時間中にアカウント取得をする学生がいそうなのに加えて,授業で視聴してもらう資料の数が多かったため,課題の分量は少なめにしました.そうすると,授業時間の途中で,かなりの人数が提出済みになってくれていました.