「5時過ぎたか.スマホアプリでデイリーボーナス取っときたいんやが,今朝は仕事優先やな…」
「誰もまだ起きてこんよな…」
「けど廊下で物音したなあ.見に行ってみるか…お」
「(がちゃ)パパ,あのさあ」
「さきの子よ,おはようさん.何や?」
「水くれる? のどかわいてん」
「うーん,コップに入れて,持って来てないんよなあ…けど,思い出したぞ」
「ある?」
「リュックに,昨日買うてあんまし飲んでない,500(ml)のペットボトルがあったはず…あった」
ここで自分も,喉が渇きました.
しかし自分が飲んで,それをさきの子に渡すと,嫌がりそうだなと思いました.
ということでフタを開けずに…
「ほら,飲みなぁよ」
「パパ,ありがと~」
「おっと,ペットボトル喜んで持ってたよ」
「仕事に戻るか.えっと,ここが,こうなって…」
「パパ,ほらこれ!」
「ペットボトル…もう,空っぽってか!?」
「うん,全部,飲んだで!」
「おいおい…パパの分を残しとくとか,そんな気ぃないんか?」
「ない!!」