朝8時45分ごろのことです.
9時診察開始の,診療所に行く予定でした.身だしなみを整えてから,歯磨きをしようと,洗面所へ行きました.
水が…出ません.
水道を止めているのは,容易に想像がつきます.
「夜だから」止めているのではなく,「誰も使わないときに」止めているのです.そして,学校やら仕事---(妻の;以下略)父母も田畑の仕事です---に出払っているのなら,その間,水道を止めておくというのは,自然な行為です.
あいにく自分は,水道の停止・再開の方法を知りません.
歯みがきできなくても,うがいくらいしておこうと,台所に移りました.
ペットボトルに,水は入っていません.お茶の色をした液体は,フタを開けてにおいをかいだ限りでは,どうやら梅ジュースです.
冷蔵庫の中に,牛乳や野菜ジュースの紙パックは入っていますが,いずれも,うがいの代用にはなりません.
製氷器には,氷が潤沢です.しかしこれをかじったり,口の中で溶かしたりするわけにも…
冷蔵庫の引き出しをすべて元に戻し,周囲に目をやると,電気式の給湯器に,少ないながら,お湯が入っていることに気づきました.
コップに氷を3個ほど入れて…
給湯器からお湯を注いで…
少し待つと,飲みごろの水になってくれました.
少量ずつ口に入れ,パンダのカップに入れてちょくちょく食べていたお菓子の,食べカスを口の中から退治しました.
戸締まりをして,もし父母がいれば一声かけておきたいなと思ったところで,母が納屋からやってきました.相互に予定をやりとりし,診療所に向かって出発しました.