通夜式が終わり,スタッフに案内されて3階へ.
会食を,いただきました.「通夜振る舞い」です.大皿から,自分の皿に取って食べる形式でした.立式ではなく,イスに座りました.
ビールもいただきました.注ぎました.注いでもらいました.子らはオレンジジュースです.おかわりもしました.
昔話に花を咲かせました.
お開きの雰囲気になり,一人,また一人と,喪主に挨拶をして,部屋を離れて行きました.
いったん我が家に戻る,(妻の)父母と3人の子どもも,会場をあとにしました.妻と(妻の)父は,車のキーを交換していまして,最大8人乗りの車で帰宅してもらい,(妻の)父の普段の車は,妻と自分が使うことにしました.
兄と奥様と甥っ子くんと,自分と妻とすえの子の,6人になったところで…
スタッフが,重箱を持ってきました.少し大きめで,2段の重箱が,2セットです.
兄曰く,これに残り物を詰めて,寝ずの番のときに食べていいとのこと.
2セットのうち1つは我々用,もう1セットは,兄らが持って帰る分です.我々用のに入れる作業は,妻とすえの子に任せました.酒は入っていましたが(そして会食時は兄と自分は別テーブルに座っていたこともあり),次の日は何時に来る予定なのかを聞いておきました.
じゃあこれでと,妻から声がかかったとき,重箱の1つの箱には,寿司類やおかずが乗っていました.もう1つの箱は,デザートばかりです.
胸の前で抱えて階段を降り,控え室に入りました.
重箱に入れるものは,以前に記事にしていました.
実家の母が作っていた,おせち料理に欠かせないのが,棒鱈です.3段の重箱の最下段は,棒鱈の煮物オンリーでした.
重箱に入れるもの
母の(唯一の)兄が,魚の卸売りをしていまして,存命中のときは年末に,大阪市内の親類の家に行って,魚介類を受け取っていました.必ず,両手で持つ必要がある大きさの,棒鱈の干物がありました.車に乗せて持って帰って,水に戻して一口サイズに分割し,煮て醤油で味付けをして出来上がるのが,棒鱈の煮物でした.
父と兄が,これを好んで食べたようには思えません.自分も,1個,口に入れると,口の中で泡が大量発生しまして,何とか飲み込んでおしまいです.
残りは母が食べていたはずですが,人知れず廃棄していたのかもしれません.
「母の手料理」で,もし,打線を組むなら,外せない一品でした.