わさっきhb

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スクート

 某年月日の某ゼミで,当研究室の学生の発表中の出来事です.
 研究テーマはプログラミング学習支援ということもあり,途中のスライドに,C言語ソースコードを載せて,説明していました.
 そのときに,平方根を求めるライブラリ関数の「sqrt」を,「スクート」と発音していました.
 この某ゼミは,教員も学生も,視聴した発表それぞれについてコメントを作成し,Moodleで提出することになっています.発表者でなくてもノートPCを持参し,某ゼミの時間中に提出している人もいますが,自分は手帳にメモし,自室でコメントを取りまとめるようにしています.手帳に「スクート」と殴り書きしました.
 自室に戻って,まずは外の情報(Google検索)に頼ることなく,「sqrt」をどのように発音すべきか…
 2つ,思い浮かびます.一つは,4文字の英字として発音します.カタカナ書きにすると「エス・キュー・アール・ティー*1です.この発音を以下「S-Q-R-T」と表記します.
 もう一つは,sqrtの語源が「square root」なのだから,この2語を発音します.「スクウェア・ルート」でしょうか.表記としては「square root」にします.
 Googleで「sqrt pronunciation」を検索し,上位のページを見ていきました.

 sqrtの発音に対する自分の直感が,世の中と特に違っていないことを確認し,さてコメントを書くかと思ったところで,検索結果に,カタカナ書きの多いツイートを見かけました.

 いろいろあるんだなあ,スカートやスクァートはあるけどスクートはないなあと思っていると,直後の本人リプライは「ごめん!「スクート」が抜けてた!」でした.
 コメントには,研究内容,発表の仕方(レーザーポインタの活用)のあと,最後の文として「sqrtは「S-Q-R-T,square root」と言えば日本語でも英語でも通りますよ.」と書きました.

*1:英語の発音と,日本人向けの言い方は,少し異なります.日本人向けには,エスの「ス」やアールの「ル」も,明確に言います.英語では,「S」は「es」であって「esu」にならないようにしないといけませんし,「R」の末尾も同様です.それと,「R」の母音の発音も,カタカナを読み上げるときの発音と異なります.