バス停で降りる直前,バスはワイパーを大きく動かしていました.
今朝の出来事です.大雨になるとは,予想していなかったと思いながら,定期券をかざして外に出ると,雨ではなく雪でした.服もリュックサックも,うっすら雪をかぶって白くなりながら,なんとか,自分の部屋にたどり着きました.
1限にゼミを予定していました.大学院生と4年生に,スライドを使って各自の進捗を報告してもらいます.3年生は出席して聴きます.
ほどなく,メールが来ました.大学院生の一人からは,交通機関の乱れで1限終了までに大学に到着するのが難しく,欠席しますという内容でした.了解しましたと返信しました.その次は,10時すぎになりますという連絡でした.安全第一で来るようにとリプライしました.3年生からも,欠席連絡が来ました.
発表予定者の半数以上が欠席だと,ゼミ中止もやむなしかなと考えました.その後は欠席・遅刻の連絡がなかったので,実施することとして,準備を進めていきました.プリンタの電源をオンにし,出席票を印刷しました.欠席学生分は自分が代読するため,ノートPCを立ち上げました.
発表後のコメントで,覚えていることを2つ:
- 修士論文・卒業論文,また学会発表で,題目(タイトル)を決めないといけないのですが,我々の研究室の場合,よく「なになに支援システムの構築」とします.ここで「支援」を入れるか入れないかは,その都度,考えます.ルールとしては…「なになに」を実施するのは人間であり,コンピュータはそのサポート(支援)をするというのであれば,「なになに支援システム」です.例えば「発想支援システム」と言い,もしこれが「発想システム」だと,発想を行うのがコンピュータになってしまいます.
- 画像検索で,期待する画像が必ずしも上位に来ない状況について,改善の余地があるのなら,やはり努力すべきではありますが,頑張っても限界だというときには,次のように考えるのもいいのかもしれません.すなわち,アタリ(情報検索の世界ではrelevantといいますが)かハズレ(irrelevant)かを判定するだけでなく,上位5件あるいは10件が,こんな結果でしたと提示して,その使いみちを,検索したユーザに委ねるのです.いわば発想支援として使ってもらおうというわけです.なのですが…我々からそのような提案をするのも,まずいかもしれませんね.検索精度が良くないことに,フタをするかのような主張になりかねませんから.
2つのコメントで「発想支援」を持ち出したのは,たまたまです.後者のコメントに関する発表をした学生は遅刻で来ましたので,前者のコメントを聞いていませんでした.