昨日は,自室でのんびり仕事をしているときに,外でよく聞こえないサイレンが鳴りました.
もう少し仕事を進めて,ひと休みと思ってメールを見ると,和歌山市に警報が出たため授業は休止という連絡が入っていました.
いつもの時間に,帰りはじめました.バスを待つ学生の数は少ないだろうという期待もありました.
その期待は外れました.バス停に到着すると,屋根のあるところには,すでに人だかりができており,傘を差したまま,列の最後尾に並びました.2列のうち道路に近い側は,和歌山大学前行きのバスを待つ人々です.バスが到着して人が乗り込むことで,少し乗り場に近いところまで行けましたが,依然として,傘は必要でした.
JR和歌山駅行きのバスが来て,傘をたたみ,やっと乗れました.前向きの1人掛けではなく,横向きの2人掛けの右側に座りました.その右には整理券ボックスがあり,パイプもあるので傘の持ち手を引っかけることができました.
途中の延時(のぶとき)バス停で,さらに何人か乗り込みました.ちらっと,透明の傘を開いたまま,乗り込む姿が見えました.開いたまま乗車って非常識だなあと思いながら,整理券ボックスに一部隠れながら,その人の行動を観察しました.傘を閉じようとして…なんと,傘の骨組みが壊れていました.傘地のビニールも,破れていました.先ほど見えたのは,ボロボロでない傘地だったのでした.
夕方の大学とJRの駅を結ぶ,この路線は,もう1か所,乗り込む人の多いバス停があります.土入橋(どうにゅうばし)のバス停です.かつては住金,現在は日本製鉄(株)関西製鉄所和歌山地区の労働者が,JR行きにも,南海行きにも,列をなしています.しかしさしたるトラブルもなく,乗りこぼしなしで発車しました.紀ノ川大橋を渡って,公園前西のバス停に停まり,前方の客を降ろして,「発車します」の車内アナウンスに何人かが大きな声で「降りる人がいます!」と言っていたのが印象的でした.
終点・JR和歌山駅を降りたときには,貴志川線はあと1分で発車という状況でした.走っても間に合わないし,転んで痛い目を見たくなかったので,ゆっくり行動しました.自宅に電話をかけ,遅れるという連絡を入れてから,駅ビルの1階の売店を散策しました.