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VirtualBoxでゲストOSの画面解像度を変えるには

授業当日の早朝

 仮想アプライアンスをインポートして起動しログインしたあとの,デスクトップ画面では,画面解像度が800x600に固定されており,ゲストOSのウィンドウのメニューの[表示]-[仮想スクリーン1]で「~にリサイズ」が選択できません.ゲストOSのウィンドウを拡大縮小することはできるますが,それでは,画面解像度は変わりません.
 ゲストOS内でGuest Additionsをインストールすることで解決できます.以下の手順で実施してください.

  1. ゲストOSのウィンドウのメニューより[デバイス]-[Guest Additions CD イメージの挿入]を選ぶ
    • ゲストOS内の操作では,ありません.ホストOSが管理する,ゲストOSを囲むウィンドウでのメニューです.
  2. 少し待つと「リムーバブルメディアの挿入」のウィンドウが表示されるので[OK].ファイルマネージャが表示されるので,アドレスバーの内容(/media/user/VBox_GAs_7.0.10)をすべて選択して右クリックで[コピー]
  3. ゲストOSのデスクトップ内の[左下]-[システムツール]-[LXTerminal]でターミナルを起動し,以下の順に実行する
    • su -
      • パスワードが要求されたら,rootのパスワードを打ち込んでEnter
    • cd /media/user/VBox_GAs_7.0.10
      • /media以降は右クリックで[貼り付け]
    • ./VBoxLinuxAdditions.run
  4. プロンプト表示になったら,ターミナルを終了する.ファイルマネージャの左サイドメニューで「VBox_GAs_7…」の右の▲と横線のアイコンを押す(挿入が解除される)
  5. これで,ゲストOSのウィンドウのメニューの[表示]-[仮想スクリーン1]で「~にリサイズ」が選択できる.もしくは,ゲストOSのウィンドウサイズを変更すると,それに合わせて画面解像度も変わる
    • もしうまくいかなかったら,ゲストOSを再起動する

授業1時間前

 [Guest Additions CD イメージの挿入]を押したときに,「Can't mount image ...」と表示される場合は,以下の手順で挿入を行います.

  1. ゲストOSをシャットダウンする
  2. Oracle VM VirtualBox マネージャーで[設定]を押して,「ストレージ」の「コントローラー: IDE」の右のアイコン[光学 ドライブ の追加]
  3. 光ディスク選択のウィンドウでは「VBoxGuestAdditions.iso」を選ぶ
  4. [OK]で設定を閉じてから,ゲストOSを起動し,ログイン後にファイルマネージャを起動すると,左サイドメニューに「VBox_GAs_7…」が表示されていればそれをクリックする

授業中その1

 「ゲストOSのウィンドウでメニューが表示されない」という問い合わせが,複数の学生からありました.
 ゲストOS内で「Ctrl + Home」を押せば,メニューが表示されます.そこから[表示]-[メニューバー]-[メニューバーの表示]を選んでください.
 Homeキーですが,ノートPCで,「←」キーにHomeと書かれている場合には,Fnを押しながら,←を押してみてください.

授業中その2

 Ctrlキーは,右側,矢印キーの近くにあるほうを押してください.
 なぜ「右Ctrl」なのかですが,Windowsでは「左Ctrl」と「右Ctrl」のキー入力を区別して認識しており,VirtualBoxのゲストOSの操作で「右Ctrl」に特殊な役割を当てているためです.
 macOS + VirtialBoxの場合のキー入力は,こちらで調査します.ゲストOSの画面解像度変更をせずに,課題に取り組んでください.

授業後

 ゲストOSのウィンドウでメニューが表示されない場合は,ゲストOS内で「右Ctrl + Home」を押せばメニューが表示されます.そこから[表示]-[メニューバー]-[メニューバーの表示]を選んでください.
 macOSVirtualBoxでは,「右Ctrl」ではなく「左command」です.VirtualBoxではホストキーと呼ばれ,割り当てを変更することもできます.関連:https://qiita.com/suuungwoo/items/8c34e8d7a002b8b39fd1 https://postgresweb.com/virtualbox-menubar-appear