昨日の夕食前に無事帰宅しました．
ルートは次の通り：広島駅-西条駅-広島大学-西条駅-広島駅-新大阪駅-和歌山駅．はじめに広島駅の改札を通る前に，スーツケースをコインロッカーに入れ，広島駅に戻ったときに取り出しました．学会の聴講は午前中の1セッション（発表6件）だけ．広島12:33発の「さくら550号」の指定席特急券を，事前に購入していました．
なるべくスーツケースの音を立てないようにして歩き，新幹線の改札口へ行く途中，みどりの窓口に多数の人が並んでいる状況に，違和感を覚えました．そこまでして当日券がほしいのか．券売機ではなく窓口に並ぶのはどういうことなのか．
疑問は，改札前の人だかりと，モニタ表示・電光表示によって，解消しました．新岩国駅で，お客様と車両との接触があったために，山陽新幹線の全線にわたって，ダイヤが乱れているというのです．電光掲示による次の列車は，ほぼ1時間前の発車時刻となっています．
スマートフォンで，運行状況を見てみると，ことが起こったのは朝7時台とのこと．運転見合わせの列車の番号が並んでおり，「さくら550号」も，書かれていました．
1日待っても，乗りたい列車が来ないわけですので，券売機の列で少し（体感で2分）並んで，便の変更を行いました．12:43発の「のぞみ」を選び，さくら（「ひかり」相当）からのアップグレードとなるので追加料金を支払いました．ABCの3人掛けのうちB席です．
広島駅の建物内に焼肉ライクを見かけて昼食をとり，ホームに並んで，約40分遅れで出発しました．
数時間も経過したし，間引き運転が行われたわけだから，こういうときは走るにつれて遅れが解消するだろう，広島は40分遅れでも新大阪は20～30分遅れで到着してくれるといいなと，楽観的にとらえていました．駅間は快適な走りでしたが，岡山駅，新神戸駅，そして新大阪駅の直前で，停止しました．その都度，車掌からアナウンスがありました．前に3つの列車があると言われると，羽田空港で旅客は定時より前に入ってドアも閉まったけれど離陸前に足止めされている状況を，思い浮かべずにはいられませんでした．
新大阪駅は新幹線ホームが多数あるから，「空きホーム」を選んで入ればいいじゃないかという見通しも，甘いものでした．たしかに多くのホームを持ちますが，東海道新幹線の西端の駅ということもあり，通常運行でこの駅を終点とする列車を優先しているはずです．
結局，新大阪の到着は，便を変更した指定席特急券に書かれた予定時刻よりも，1時間ほど後になりました．改札口のところでも列ができていました．2時間以上遅れの人の払い戻しか，個別の相談だったでしょうか．
