昨日付の記事の外伝のようなものです.
ごちそうさまを言って,2階の自分の部屋に行くと,入口そばのイスに,すえの子が座って,机の上で作業をしていました.
勾玉磨きをしていました.
商品情報:必要なものは全てセットになっています。お水を準備するだけで、お家で簡単に勾玉づくりができちゃいます。
所要時間:1時間半
入っている物:ろう石1個、ヤスリ紙3枚、紐1本
「お…おう,すえの子か」
「うん」
「あれか,先日,紀伊風土記の丘へ遠足に行ったんやったっけ?」
「そうやけど」
「ママから聞いてんけど,この時期の遠足は,1年生と6年生がペアになって行動するんか?」
「そうやってん」
「今どきの1年生って,どんなんなん?」
「(表情を崩して)そらもお可愛いのなんのって…」(詳しい説明は省略)
「んでその,勾玉磨きって,紀伊風土記の丘でするもんとちゃうんか?」
「1年生には,やらせて,うちらサポートやってん」
「へえ」
「で,6年生は,家でみがいて仕上げてこいって言われてねん」
「そっか.ほなまあ,時間をとってやったらええかな.そや,パパ,苗に水をやらなあかんねやった」
「いってらっしゃい~」
「行く前にな,着替えなあかんねん」
水やりを終えて戻ると,先ほどまでのイスには,あとの子が座っていました.
勾玉磨きをしていました.
「ただいま…」
「おかえり~」
「いやいや,なんであとの子やねん」
「なんかさ,磨いてる途中のがあったから…」
「…」
「あとの子に,やっていいって聞いたら,いいよって」
「そないなっとんのかいな」
「話は変わるけど,水やりしててびっくりしたよ.おばあちゃんが,『今日,学校に行くんよな?』って聞いてくるんやで」
「(磨く)」
「なんかな,パパが中学生か高校生で,休日にも部活動があるから行くんかみたいな聞き方やってん」
「(磨く)」
「そいやあっちのおばあちゃんも,親しい人と(南海本線の)電車で,和歌山(市駅)に来たときに,大学の建物を指して,『バカ息子が通ってんねん』って言うたらしいんよなあ」
「それでな,あんたの建物が見えたときにな」
「…」
「『ここ,バカ息子が通ってんねん』て言うたんよ」
久しぶりに耳にした,「バカ息子」.たしか自分が高校生のときから,母は勤め先の同僚に言っていたような….
「それでね,『何がバカ息子よ』『立派な息子さんやないの』って言うのん」
そういうツッコミをもらいたくて,言ってるとしか思えないのですが….
「あーそれうち知ってる.あっちのおばあちゃん言ってた」
「え!? 『バカ息子が通ってんねん』って言うたときに,その場におった!?」
「バカ息子とは言ってなかったよ.昔な,特急に乗って帰る*1ときに,大学の建物を指さして,『あんたらのパパ,ここで仕事してるんやで』って言っててん」
「おお,そういう意味か.よお覚えてるな」
「(磨く)」
少しPCに向かってから,身支度を調えて休日出勤しました.