「あ,パパ,寝てる~」
「(床の上で回転して)さきの子やな,おかえり.今日パパな,1本早い電車で帰ってきた」
「テーブルに,お菓子,あるやん」
「食てええで,と言いたいところやが,晩ごはんのあとのほうがええぞ」
「いま食べるもんね.この煎餅,おいしそう」
「えっと,煎餅に取扱い注意品があるからな」
「なにそれ?」
「唐辛子がまぶしてある,むっちゃ辛い煎餅があんねん」
「食べてみるで」
「いや,辛かってんて…」
「(ぱり)え…これ,辛くないよ」
「そうなんか? 見せてみ.….ああ,それは唐辛子入りやないな」
「あと1枚,あるけど?」
「たぶんそれが当たりやな」
「当たりなん?」
「せやねん.イオンモールやったかで,煎餅の詰め合わせを買うてやな,食てたら,唐辛子入りの辛いのを引き当ててやな.こらあかん思て,持って帰ってきたんや」
「パパ食べやんのやったら,誰食べるん?」
「うーん,食べたい子ぉやな」
「この煎餅,食べたで.最後の1枚,食べていい?」
「夕食後にしぃや」
そんなこんなで9時過ぎにさきの子が唐辛子入りの煎餅を食べ始めました.テレビを観ながら,水分補給なしで,1枚食べ終えるのに15分かかっていました.途中に妻が入ってきて「ママのはないの?」と聞いてきたので,「じゃ今度な」と言っておきました.
今年の24時間テレビのテーマは「愛は地球を救うのか?」だったそうです.一切観ていません.