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[情報教育][妄想] プログラミングとデッサン

毎週木曜日に漫画雑誌のモーニングを買っているのですが,「ひまわりっ 健一レジェンド」で,げらげら笑っています.
この中に,デッサン教室で高校生に指導しているシーンがあるのですが,これ,毎週木曜日にやっているプログラミングの補習に似ているなあと,前々から思っています.

  • 対象となる課題文(モチーフ)をよく見ることから始めます.観察なしに気ままに書いて(描いて)も,いいのが出来上がるわけがありませんね.
  • 初学者は,なんかうまくいかないとか,こんなやりかたで完成できるのだろうかと,苦悩して時間を費やします(時間の浪費ということもあれば,意味のある悩みのこともあります).指導者は後ろから見て,的確にアドバイスします.
  • 指導者なしでプログラミング(デッサン)をする人もいますが,まったくできそこないになるか,逆に本当に才能のあるかのどちらかです.指導者に教えてもらう経験のあるほうが,正しい方法を身につける,と信じられています.
  • 熟達した二人が別々にすると,結果として,1バイト(1本の線)も違うことのないプログラム(デッサン画)が出来上がる*1こともあるかもしれません.
  • プログラミング(デッサン)の経験がなくても,システム開発(商業的なデザイン)に携わることはできます.経験のあるほうが,携わっているものの特長や限界を理解しており,失敗の可能性が低いと考えられています*2

*1:須賀原洋行の『新釈うああ哲学事典』の中に,デッサンでそういうエピソードがありました.これもモーニングでしたね….

*2:成功の可能性が高い,とは言わないことにします.ビジネスにおける成否は,技術力・実現力のみで決まるわけではありませんので.