わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

何が重要で,何はさほど重要でないか

後期の授業は,まだ終わっていない状態ですが,その中で学んでもらうことについて,毎年,というか毎回,改善を心がけています.
しかし思い返してみると,その学んでもらっている内容のうち,メリハリ,つまり何が重要で,何はさほど重要でないかについかに注意しながら教えることについては,うまくできずにいます.
思い浮かぶのは,ビット演算子・シフト演算子,CHAR_BIT定数,const.いずれも重要度が低いです.これらは使わずにプログラムを書いてみて,それから,コードの改善を試みるときに,学べばいいでしょう.
「値が,メモリの中でどのように表現されているか」を中盤の要所と位置づけて,配列,ポインタ,関数(引数の授受),ローカル変数などを箱モデルで表現してみましたが,きちんと浸透しているでしょうか.
この問題について,今考えている対策は,自習問題の充実です.きちんと理解して欲しい分野について自習問題を作り,早めにWebで提示することにします.その中から試験に出すこともアナウンスします.
ただ,試験では自筆ノート持込可としているので,直前に丸暗記するだけという学生もいるかもしれません.まあ記録するのは「努力」の一つです.もちろん,試験には,自習問題そのものではなく,多少なりとも書き換えて出題するつもりです.