わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

2007年4月9日〜13日

授業が始まったので,語録を復活させました.

  • 検索エンジンを考えなかったころのWebサイトというのは,家の中を見せるようなものなんですね.入口があって,こう行ってこう進んでくれると…これを「動線circulation」というのですが…知りたいことにたどりつける,ということです.なのですが,検索エンジンが普及すると,言ってみれば,玄関から入らず,テレポーテーションして部屋に飛び込む*1ようなことが当たり前になるのです.突然入り込んだ人でも,その場所の位置づけが分かるようにするような配慮が必要になってきます*2
  • がちがちにセキュリティを固めたようでも,弱い箇所を突いて攻撃するのは…本とか漫画とかを見るといっぱい例がありますね.ルパン三世とか.
  • ソーシャルエンジニアリング対策の基本は,「善意を装った,情報収集や情報操作に応じない」ということです.小さいころ,「知らない人の誘いに乗ってはいけない」と教わりましたよね? 通学中に車が来て,「お母さんが事故に遭って病院にいるから,連れて行くよ」と言われても,ほいほいついて行ってはいけない,と.これって,ソーシャルエンジニアリング対策そのものなんですね.
  • (夫がテレビを観ていて)「あなた,なんで野球のどこがええんよ?」「うーん,『お前のどこがええんや』と聞かれてるようやなあ.どっちも,言葉にはでけんが」

*1:授業では「空を飛んでバルコニーから入り込む」という表現をしていました.一見外から見えないようなところにも,検索エンジン経由でワンクリックで飛べることを考慮すると,「テレポーテーション」のほうがよさそうです.

*2:授業中に「突然入り込んだ人でも,その場所の位置づけが分かるような配慮が,SEO検索エンジン最適化です」と言ってしまったような気がする…もちろんこれは間違いで,トップであれ内部のページであれ,適切なページに飛んでもらうよう,主に検索エンジンのロボットに配慮するのが,SEO検索エンジン最適化です.