わさっきhb

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明日はダメなサーバスクリプトを見せよう

都合により,今日は明日のことを,明日は今日(明日から見て昨日)のことを書きます.
明日の情報セキュリティの授業,テーマは「サーバのセキュリティserver-side security」です.
内容は,去年のほぼそのまま.WebサーバのセキュリティはSSLだけじゃないとか,ユーザ認証の方法とか,不正な入力とその対処法(ディレクトリトラバーサルSQLインジェクションクロスサイトスクリプティングバッファオーバーラン)とか,ファイアウォールとか,セキュアOSとかです.雑多です.後あとのスケジュールを考えると,これを1コマに詰め込みまして,広く浅く解説せざるを得ません.
といっても,もう少し,興味深いサンプルを示したい.….レポート課題で自作した,CGIRubyスクリプトを公開することにしました.
ポイントは,

  • CGIプログラムの中に,秘密の値を保持しない*1
  • 秘密の値やログなどのファイルを,Webリソース上に置かない.

なのですが,学生はRubyを教わっていないほか,時間との兼ね合いもあって,うまく解説できるかどうか.

*1:サーバの設定ミスなどで,ファイルがCGIプログラムと認識できなかったときに,ファイルがそのまま見えてしまいます.Rubyなどのスクリプトファイルなら,値が直接見えてしまいますし,Cなどをコンパイルした実行ファイルであっても,そのバイナリファイルを解析することで,埋め込まれている情報が知られてしまうのはいけません.